コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

スタンド油 スタンドゆstand oil

4件 の用語解説(スタンド油の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スタンド油
スタンドゆ
stand oil

亜麻仁油などの乾性油を 300℃前後の高温で加熱重合して得られる粘稠油。一般に粘度が大きくなると酸価は高く,ヨウ素価は低くなる。色調はやや劣るが,塗膜の乾燥が速いので塗料用原料,印刷用インキエナメルなどに利用される。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

スタンド‐ゆ【スタンド油】

重合油の一つ。空気を遮断した状態で乾性油まはた不乾性油を加熱し、重合させた油。印刷用インク、エナメル塗料などに利用される。濃化油。スタンドオイル。

出典|小学館
デジタル大辞泉について | 情報 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

スタンドゆ【スタンド油 stand oil】

亜麻仁油などの乾性油を,二酸化炭素を送り空気を遮断して,300℃前後に加熱して重合させ,粘度を増加させた油。印刷インキ,塗料などの製造に用いられる。以前は原料油をかまに入れて直火で加熱し,発生する油の蒸気に火をつけ(亜麻仁油の引火点は285℃),次に適当な時期にふたをして,そのまま消火・放冷する方法が用いられたといわれる。乾燥性はボイル油に劣るが,乾燥すると光沢および弾力性のある平滑な塗面を与える。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スタンド油
すたんどゆ
stand oil

あまに油、桐油(きりゆ)などの乾性油を、空気を遮断して300℃近くに加熱し、重合させたものである。塗料原料となる。乾燥性はボイル油(空気を吹き込みながら加熱し、乾燥剤を添加したもの)に劣るが、乾燥膜の耐水性は勝る。速乾性、良浸透性、良好塗膜硬度であり、顔料に対し相対的に油分が少ない下塗り用ボイル油には、桐油のスタンド油を多く含んだものがある。
 空気を断った加熱により、あまに油などの非共役二重結合(この場合、複数の二重結合がメチレン基1個を隔てて存在する)の一部が、共役二重結合(複数の二重結合が隣り合って存在)になる。生成あるいは既存の共役二重結合を含む分子は、他の二重結合を含む分子と加熱反応し環化重合する。[福住一雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

スタンド油の関連キーワード日経300先物取引漕運LaserWriter散歩の日々エアバス離婚後300日問題最低資本金砂丘富士山墨子

今日のキーワード

稀勢の里寛

1986- 平成時代の力士。昭和61年7月3日生まれ。中学卒で鳴戸部屋に入門し,平成14年3月初土俵。16年5月新十両,同年11月には18歳4ヵ月で新入幕をはたす。18年7月新三役小結,21年3月新関...

続きを読む

コトバンク for iPhone