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スポーツ仲裁裁判所 スポーツちゅうさいさいばんしょ Court of Arbitration for Sport; CAS

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スポーツ仲裁裁判所
スポーツちゅうさいさいばんしょ
Court of Arbitration for Sport; CAS

スポーツにかかわる紛争を解決するための独立機関。本部はスイスローザンヌスポーツ組織や競技大会の運営,選手の権利などに詳しい弁護士,判事など法律の専門家で構成する。ドーピング (禁止薬物使用) による処分やオリンピック競技大会への代表選考に関する決定などで,選手が一般法廷に不服申し立てをする事例が増えたため,国際オリンピック委員会 IOCは迅速な裁定ができるよう 1983年にスポーツ仲裁裁判所 CASを設立,翌 1984年に活動を開始した。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

スポーツ仲裁裁判所

スポーツで発生した紛争を一般社会の公的な裁判所ではなくスポーツ界自身が裁定するために、1984年に国際オリンピック委員会(IOC)によって設立された一審制の第三者機関。ドーピングをめぐる裁定、競技結果の判定、出場資格の認定、などを仲裁、年間200件程度の提訴がある。94年にIOCから独立、スポーツ仲裁裁判所を運営するスポーツ仲裁国際理事会(ICAS:The International Council of Arbitration for Sport)が設立された。仲裁人は世界87カ国、約300人のスポーツ知識のある法律専門家。提訴後は当事者同士が、CASの仲裁を受ける契約を結ぶ。本部はスイスのローザンヌ。日本にも2003年4月に国内のスポーツ紛争を解決する独立機関として、日本スポーツ仲裁機構(JSAA:Japan Sports Arbitration Agency)が設置された。初代機構長は道垣内(どうがうち)正人早稲田大学大学院法務研究科教授。

(高橋義雄 名古屋大学総合保健体育科学センター講師 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

スポーツちゅうさい‐さいばんしょ【スポーツ仲裁裁判所】

スポーツに関連する紛争を解決する国際機関。1984年に国際オリンピック委員会(IOC)が設立し、1994年に独立機関となった。ドーピング・競技結果の判定・出場資格などの問題を仲裁する。本部はスイスのローザンヌ。CAS(Court of Arbitration for Sport)。
[補説]国内のスポーツに関する紛争を解決する機関として、日本オリンピック委員会JOC)により、平成15年(2003)に日本スポーツ仲裁機構が設立されている。

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大辞林 第三版の解説

スポーツちゅうさいさいばんしょ【スポーツ仲裁裁判所】

スポーツにかかわる紛争を調停または仲裁により解決するために設けられた機構。1984年 IOC によって設立。94年 IOC から独立。本部はスイスのローザンヌ。スポーツ調停裁判所。 CAS 。 → 日本スポーツ仲裁機構

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スポーツ仲裁裁判所
すぽーつちゅうさいさいばんしょ
Court of Arbitration for Sport

スポーツにかかわる紛争を解決する国際機関。ドーピング、国際大会への出場資格、競技結果の判定、チーム移籍の問題などに関連するトラブルや紛争を、スポーツ界の枠組みのなかで解決するために仲裁を行う。略称CAS。スポーツ仲裁国際理事会(ICAS:The International Council of Arbitration for Sport)によって運営される一審制の第三者機関である。本部はスイスのローザンヌにある。CASには87か国、およそ300人のスポーツに詳しい法律専門家などが仲裁人として登録され、年間約300件の事案を取り扱っている。1980年代以降、スポーツに関した国際的な争いや、拘束力のある決定を必要とする問題が急速に増加したため、国際オリンピック委員会(IOC)によって1984年に組織され、1994年にIOCから独立した。
 これまで日本のスポーツ選手が提訴したケースはあまり多くはないが、以下のような事例がある。2000年に行われたオリンピック・シドニー大会で、女子競泳の有力選手が日本代表として選出されなかった問題では、CASは選手側の訴えを認めなかったものの、日本水泳連盟に対して選考基準の不明瞭(ふめいりょう)さを問題点として指摘し、訴訟費用の一部負担を命じた。また、サッカーJリーグの選手がドーピング禁止規定違反の処分に対して提訴した際には、2008年(平成20)に選手側の主張を認める判断を下した。さらに、2012年に陸上男子ハンマー投げの選手が違反をしたとしてIOC選手委員選挙での当選を無効とされた問題で、CASは選手と日本オリンピック委員会の提訴を退けたものの、選手の関与はなかったとする裁定を公表したことが話題になった。[編集部]

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