ゼロ戦(読み)ゼロせん

百科事典マイペディアの解説

ゼロ戦【ゼロせん】

旧日本海軍の零式艦上戦闘機(1940年制式)の通称。零(れい)戦とも。太平洋戦争初期には世界最高水準の戦闘機で,特に格闘性能にすぐれ,連合国空軍を畏怖(いふ)させた。設計は堀越二郎を主任とする三菱重工業。1938年に試作され,改良を重ねつつ三菱と中島飛行機の2社により日本の航空機中最多の1万425機を生産。52型で1130馬力,最高時速565km。
→関連項目戦闘機中島飛行機[株]

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世界大百科事典 第2版の解説

ゼロせん【ゼロ戦】

正式には零式(れいしき)艦上戦闘機といい零戦(れいせん)とも略称される。旧日本海軍が,日中戦争から太平洋戦争全期にわたって使用した艦上戦闘機。1937年から三菱重工業が堀越二郎を設計主任として開発を行い,39年初飛行,以後海軍により試験・改良が行われ,40年(皇紀2600年)制式採用となった。皇紀の末尾数字を取って零式といわれるが,アメリカが“ゼロ・ファイター”と呼んだため,ゼロ戦の呼名戦後普通になった。

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