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ソニックブーム sonic boom

翻訳|sonic boom

デジタル大辞泉の解説

ソニック‐ブーム(sonic boom)

音速以上で飛行するジェット機などの衝撃波によって生ずる爆発音。

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百科事典マイペディアの解説

ソニックブーム

超音速飛行中の航空機により発生した衝撃波地上に達すると,その前後の圧力変化が激しい音と衝撃として感知されること。人畜や地上施設に被害を及ぼすこともあり,多くの国で陸地上空の超音速飛行を制限ないし禁止している。

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世界大百科事典 第2版の解説

ソニックブーム【sonic boom】

飛行機が音速を超えて飛行するときに発生する衝撃波が,地上に到達して爆発音として聞こえる現象。ときには窓ガラスを割るような破壊力を発揮することもある。飛行機の速度が音速を超えるようになると,飛行機の周囲の圧力変化は飛行機より後方に取り残され,飛行機を頂点とする円錐面に沿ってエネルギーが蓄積されて衝撃波面が形成される(図)。この衝撃波が地上に達すると,ソニックブームになる。衝撃波は機体から遠ざかると急激に減衰するので,小型機が高空を水平に超音速飛行しただけでは,地上に大きな被害をもたらすことはない。

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大辞林 第三版の解説

ソニックブーム【sonic boom】

音速以上で飛行するジェット機などのつくった衝撃波が地表に達して起こす爆発音。 → 衝撃波

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ソニックブーム
そにっくぶーむ
sonic boom

超音速航空機の衝撃波によっておこされ、地上で感じられる爆発音。超音速(音速の2~5倍の速度)で飛行する航空機の機体各部から生じた衝撃波は、機体から十分に離れた場所では統合されて近似的な円錐(えんすい)状の二つの波面を形成する。このため、地表におけるその波面の通過地点では2回の連続した瞬間的な圧力上昇を生じ、人体には衝撃音(爆発音)として感じられる。この圧力上昇は通常1~2ヘクトパスカル、たとえば飛行高度6100メートルでは14.7キログラム毎平方メートル(近くの雷程度)、1万2200メートルでは4.9キログラム毎平方メートル(遠雷程度)で、数値的にはそれほど大きなものではないが、音としては大きく感じられる。突然爆発音を感じることになるので、人や動物に与える心理的な影響は大きく、強さが大きくなれば窓ガラスの破損など建物にも悪影響を及ぼすようになる。ブームの強さは航空機の飛行高度、マッハ数(飛行速度)、航空機の大きさ、重量などにより変化するため、航空機の形や飛行速度、飛行コースを選択してその影響を除くことができる。[落合一夫]

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世界大百科事典内のソニックブームの言及

【衝撃波】より

… 超音速で進行する物体では前部の衝撃波によって圧縮された空気が膨張の後,再び後端の衝撃波で圧縮されるので,地面では,反射によって2倍に強められた圧力分布をもつN形のN波が生じ,二つの大きな爆音が聞こえる。これをソニックブームという。物体のマッハ数が大きく(5程度以上)なると衝撃波と物体との傾きが小さく,ほとんど物体面の境界層に近くなるので,境界層との干渉が著しくなり,物体面上の発熱も大きくなる。…

※「ソニックブーム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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