ソーダみょうばんせき
ソーダ明礬石
natroalunite-1c
化学組成(Na, K)Al3(SO4)2(OH)6,明ばん石上族,明ばん石族の鉱物,ふつうはnatroalunite-1cをいう。natroalunite-2cのポリタイプがあり,かつて南石(minamiite)と呼ばれていた。三方晶系,空間群, 格子定数a0.6982nm, c1.6737, 単位格子中3分子含む。白色,透明~ほぼ不透明,ガラス状光沢。菱面体晶,板状,塊状など。劈開{0001}明瞭,断口貝殻状,脆弱。硬度3.5~4,比重2.6~2.9。屈折率ω1.568, ε1.590, 一軸性正。火山岩の上や鉱床の脈石として広く産出。原産地は米国コロラド州のRed Mountain。名称は明ばん石のナトリウム置換体の意。
執筆者:中井 泉・松原 聰
参照項目:明礬石上族
参照項目:南石
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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ソーダ明礬石
そーだみょうばんせき
natroalunite
明礬石系鉱物の一員。明礬石のナトリウム(Na)置換体に相当する。両者は広範囲に固溶系を構成するが、中間に化学組成上の間隙(かんげき)があるとされる。実際には、両者ともカリウム(K)とナトリウム(Na)を置換してH3OやNH4が、アルミニウム(Al)を置換してFe3+が入ることが知られており、化学的には単純な系ではない。中性から酸性の火山岩、火山砕屑(さいせつ)岩に対する熱水交代作用の産物として生成され、比較的酸性条件下での産物である。伊豆(いず)半島ではその生成に引き続いて金の鉱化作用が発達している所がある。命名は明礬石系鉱物の一員であるということと化学成分にちなむ。
[加藤 昭]
ソーダ明礬石(データノート)
そーだみょうばんせきでーたのーと
ソーダ明礬石
英名 natroalunite
化学式 NaAl3[(OH)3|SO4]2
少量成分 K,Ca,Sr,Ba,NH4,Fe3+,P
結晶系 三方
硬度 3.5~4
比重 2.82
色 白、灰、黄、淡赤、淡褐
光沢 ガラス、真珠(劈開面上)
条痕 白
劈開 一方向に完全
(「劈開」の項目を参照)
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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