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ゾエア zoea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ゾエア
zoea

十脚甲殻類のうち,直接発生のサワガニ類(→サワガニ)とザリガニ類(→ザリガニ)を除くグループの幼生。発生過程のノープリウス幼生に次ぐ時期で,クルマエビ類(→クルマエビ)とサクラエビ類(→サクラエビ)以外のエビ類,すべてのヤドカリ類カニ類ではゾエア幼生として孵化する。最も典型的なのはカニ類のゾエア幼生で,一般に額棘,側棘,背棘をもつが,これらの一部あるいは全部を欠くものもある。すでに有柄眼は完成し,8対の頭胸部付属肢が出現,分節した腹部には前方 5対の腹肢の原基が形成される。しかし頭胸部付属肢は未分化で,本来口器となる第1顎脚,第2顎脚が遊泳に使われる。付属肢の分化の程度により前期ゾエア,ゾエア,後期ゾエアに区別することがある。各付属肢は本来の機能をもつように分化し,エビ類ではミシス,カニ類ではメガロパヤドカリ類ではグラウコトエという後期幼生になり,それぞれエビ,カニ,ヤドカリに似た形になる。ヤドカリ類やカニ類ではゾエア期に通常 2~4回の脱皮を行なうが,この間約 1ヵ月間プランクトンとして浮遊生活を行なう。(→十脚類節足動物軟甲類

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デジタル大辞泉の解説

ゾエア(zoea)

十脚類の幼生の一型。ノープリウス期を経て変態したもの。カニ類ではこの段階のころ孵化(ふか)する。有柄眼が完成し、付属肢ができてくる。プランクトンとして生活。

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百科事典マイペディアの解説

ゾエア

カニやエビなど十脚類のノープリウス幼生に次ぐ一時期。頭胸部の甲殻は丸く,前方と背方に1本ずつの長い突起があり,また体の左右両側にも1対の突起がある。このあと変態してメガローパ幼生(カニ類)やミシス幼生(エビ類)となり,さらに変態を重ねて成体となる。
→関連項目ヤドカリ

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大辞林 第三版の解説

ゾエア【zoea】

甲殻類に共通の幼生の第三期。大きな頭胸部に、一対の複眼と枝分かれした顎脚をもつ。代表的なプランクトンで、浮遊生活を営む。

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