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ゾルゲ事件 ゾルゲじけん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ゾルゲ事件
ゾルゲじけん

日本を舞台とした大規模な国際スパイ事件。 1941年 10月 15日,国際スパイ容疑で元満鉄嘱託尾崎秀実がさらに同 18日ドイツ人 R.ゾルゲらが警視庁に逮捕された。しかし新聞記事の解禁は 42年5月であった。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ゾルゲ事件

ソ連籍のドイツ人リヒアルト・ゾルゲが1933年9月、フランクフルター・ツァイトゥング紙記者の肩書で来日。近衛内閣ブレーンだった尾崎秀実らの協力を得て、日独両国の機密情報をソ連に流したスパイ事件。ゾルゲと尾崎は死刑となった。摘発の端緒は伊藤氏の密告とされ、伊藤氏は53年に共産党から除名処分を受けた。

(2014-03-02 朝日新聞 朝刊 岐阜全県 1地方)

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デジタル大辞泉の解説

ゾルゲ‐じけん【ゾルゲ事件】

昭和16年(1941)駐日ドイツ大使館顧問ゾルゲ(Richard Sorge)と尾崎秀実(おざきほつみ)らが日本の政治・軍事に関する機密をソ連に通報した疑いで逮捕された事件。両名は同19年処刑。
尾崎秀樹による実名小説。昭和38年(1963)刊。副題「尾崎秀実の理想と挫折」。著者の兄である秀実が検挙・処刑されたを題材としたもの。

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百科事典マイペディアの解説

ゾルゲ事件【ゾルゲじけん】

1941年太平洋戦争開始直前に発覚した国際スパイ事件。ドイツの新聞社特派員として駐日ドイツ大使の信任を得ていたR.ゾルゲ(ソ連共産党第4本部所属)が,コミンテルンの命を受けて,日中戦争下の日本の政治,経済,外交,軍事の最高機密を探り,これに協力した満鉄嘱託の尾崎秀実(ほつみ)ら35人が検挙され,1944年ゾルゲと尾崎は死刑。
→関連項目伊藤律尾崎秀樹ギラン国防保安法西園寺公一スパイスメドレー

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世界大百科事典 第2版の解説

ゾルゲじけん【ゾルゲ事件】

R.ゾルゲ尾崎秀実(ほつみ)を中心とする対日諜報機関関係者の検挙事件。ソ連赤軍第4本部に所属し諜報活動に従事していたゾルゲは,偽装のためナチス党へ入党,ドイツの新聞社の日本特派員として1933年9月に来日し,ドイツ大使館から絶大な信頼をかちえていた。尾崎は朝日新聞社特派員として上海に滞在中の1930年にゾルゲと知り合い,34年5月に再会して諜報グループを結成した。その後尾崎は,中国問題の高名な評論家としての地位を築く一方,昭和研究会に入会,37年第1次近衛文麿内閣のもとで内閣嘱託を務めるなど近衛のブレーンとして活躍し,近衛内閣総辞職後は南満州鉄道嘱託となり,諜報活動に従事した。

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大辞林 第三版の解説

ゾルゲじけん【ゾルゲ事件】

1941年(昭和16)10月駐日ドイツ大使館顧問ゾルゲ、満鉄嘱託尾崎秀実ほつみらがスパイ容疑で逮捕された事件。日本の政治・軍事上の機密をソ連に通報していたとされ、44年に両名は死刑となった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ゾルゲ事件
ぞるげじけん

第二次世界大戦下の日本における諜報(ちょうほう)活動に関与した機関関係者が大量検挙された事件。中心人物のリヒャルト・ゾルゲ(ドイツ共産党出身、ソ連邦赤軍第四本部所属)は1930年(昭和5)から1932年にかけ中国の上海(シャンハイ)に派遣され、アメリカ人記者ジョンソンの名前で、朝日新聞社特派員尾崎秀実(ほつみ)らの協力を得て情報活動に従事していたが、いったんモスクワに帰還したあと、1933年9月ドイツのフランクフルター・ツァイトゥンク紙などの記者として来日した。その目的は、満州事変以降の日本の対ソ政策、対ソ攻撃計画を探知し、日本のソ連への侵入を阻止することにあった。ゾルゲは尾崎と再会し、画家宮城与徳(みやぎよとく)、通信員ブランコ・ド・ブーケリッチ(ユーゴスラビア)、写真技術者マックス・クラウゼン(ドイツ)らと情報組織を確立し活動を開始した。
 ゾルゲらの活動は、1936年の二・二六事件以降本格化するが、その優れた能力と高い地位によってきわめて正確な情報が集められ、ソ連に提供されたという。ゾルゲは、ドイツ大使館の信頼を得、大使オットの私設情報官に就任し、尾崎は朝日新聞社を退社後、昭和研究会のメンバー、近衛文麿(このえふみまろ)内閣嘱託、満鉄調査部嘱託となり、この両者の活動によってきわめて広範な情報を入手することに成功した。
 1941年10月10日、国際スパイの嫌疑で宮城が逮捕され、ついで尾崎、ゾルゲら、いわゆるゾルゲグループが次々に検挙され、国防保安法、軍機保護法、治安維持法、軍用資源秘密保護法違反で起訴される。1943年9月ゾルゲ、尾崎に死刑判決、1944年11月7日に処刑された。宮城とブーケリッチは獄死した。日本人関係者には、水野成(しげる)、河村好雄、船越寿雄(ともに獄死)、川合貞吉(かわいていきち)、久津見房子(くつみふさこ)、北林トモらがいた。[山田敬男]
『尾崎秀樹著『ゾルゲ事件』(中公新書) ▽小尾俊人解説『現代史資料 ゾルゲ事件』全4冊(1962~71・みすず書房)』

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世界大百科事典内のゾルゲ事件の言及

【伊藤律】より

…37年夏,長谷川浩と共産党再建活動を始め,39年8月からは満鉄東京支社調査室に勤務。同年11月の再検挙で転向,40年8月には保釈されて満鉄に復帰し,尾崎秀実に急接近したが,保釈のおりの不用意な供述が,のちにゾルゲ事件の発覚を招いた。41年9月の保釈取消しで満鉄を解雇。…

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