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タイミンタチバナ Myrsine seguinii Lév.

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世界大百科事典 第2版の解説

タイミンタチバナ【Myrsine seguinii Lév.】

山地に見られるヤブコウジ科の小高木で,高さ2~12mとなる。葉は互生し,通常,枝の先端に集まってつき,長楕円状披針形または倒披針形,長さ8~15cm,毛がなく,やわらかい革質で,先端はつぶれ,基部はしだいに狭くなり,ふちは全縁。裏面で中肋は隆起する。春,葉腋(ようえき)に数個の花を散形状に束生する。花冠は紅紫色で5深裂する。花冠裂片は緑色で反曲する。果実は球形で径6~7mm,紫色に熟し,なかに1個の種子を含む。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タイミンタチバナ
たいみんたちばな / 大明橘
[学]Myrsine seguinii Lv.

ヤブコウジ科の常緑小高木。高さ5~8メートル。枝を折ると裂けやすく、削(そ)げる木の意味からソゲキ(削げ木)ともいう。葉は互生し、倒披針(とうひしん)形で長さ5~15センチメートル、全縁で質は厚く、毛はない。雌雄異株。花は淡緑白色の小花で、暗紫色の点があり、3~4月、葉腋(ようえき)に集まって開く。花冠は5裂して平開し、雄しべは5本、雌花では小さい。果実は球形で径約6ミリメートル、秋に紫黒色に熟す。暖地の林内に生え、千葉県以西の本州から九州、および中国、インドシナに分布する。名は、中国原産と思い違いして、大明(だいみん)国の橘(たちばな)の意味でつけられたものと思われる。材は重くて硬く、斑紋(はんもん)が美しく、装飾用材、器具材とする。またカシ類と同様よい薪炭材になる。また樹皮はラパノンという成分を含み、家畜の駆虫剤になる。[小林義雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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