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タウンシップ township

翻訳|township

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タウンシップ
township

18世紀後半から 19世紀前半にかけて実施された土地測量に基づいて,アメリカのアパラチア山脈以西で施行された土地区画制度。広い地域を経緯線に沿って碁盤目状に土地割を行い,基本的には6平方マイル (15.54km2) を単位として土地を区画し,さらに1平方マイル (2.59km2) に細分して,入植者にはその4分の1ずつ (65ha) を与えた。これによって村落は均等の耕地を保有し,整然と分布する散村の形態をとったものが多い。日本では北海道開拓屯田兵村がアメリカのタウンシップを採用した。

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デジタル大辞泉の解説

タウンシップ(township)

アメリカ合衆国・カナダで行われた公有地を分割する土地制度。経緯線に沿って碁盤目状に分割し、6マイル平方を一単位としてタウンシップと呼称する。
南アフリカの旧アパルトヘイト政策の一環として、都市近郊に設けられた黒人専用居住区。

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世界大百科事典 第2版の解説

タウンシップ【township】

アメリカ合衆国,カナダにおける公有地分割制度およびその区画。1785年に施行されたこの制度により,ミシシッピ川上流のオハイオ川を境に北部と西部では,土地局General Land Officeのもとで測量が行われ,計画的な土地区画が施された。その区画法は,ほぼ各州ごとの基準線として南北方向には約32本の主経線principal meridianを,東西方向に基線base lineを設け,それぞれ6マイル(約9655m)間隔の平行線をひく。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タウンシップ
たうんしっぷ
township

アメリカ中西部の方形の土地区画システム。1862年の自作農(ホームステツド)法に基づいて公有地が分割されて、ほとんど無償で払い下げられた。東西方向のタウンシップと南北方向のレーンジrangeによって、まず6マイルごとに区画され、次に1マイルごとの方画がつくられ、それを四等分した一片、160エーカー(約65ヘクタール)が一戸分の農場として割り当てられた。プレーリー帯の肥沃(ひよく)な土壌と開拓民の努力とによって、世界有数の農業地帯として発展を遂げた。全体のシステムをタウンシップ制とよび、日本の条里制に似ているが、規模、農法、土地利用はまったく異なっている。[木内信藏]

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世界大百科事典内のタウンシップの言及

【地方自治】より

…また,自治体を統轄する代表機関が立法権と執行権を統合したカウンシルであり,このカウンシルの各委員会が行政各部を指揮監督しているところに,その特徴がある。 アメリカ合衆国の地方団体にはカウンティと都市法人と呼ばれる自治体(シティ,タウン,タウンシップ)とがある。カウンティはほぼ全州の全地域にくまなく設けられており,その法的な地位は州の地方機構であるが,カウンティの役職者は早くから公選職となっており,住民自治の要素が強かった。…

※「タウンシップ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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