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タタールのくびき Tatarskoe igo

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世界大百科事典 第2版の解説

タタールのくびき【Tatarskoe igo】

キプチャク・ハーン国による中世のロシア諸公国の間接支配のこと。すなわち,1236‐41年にわたり,モンゴル軍がロシアを侵略した時から,1480年にハーン国軍が,それまで何度か占領・略奪を繰り返してきたモスクワの都に迫りながら,攻撃を断念して兵を引き揚げた時までの約250年間を,後世のロシア人が形容した言葉。ロシア語のイーゴ(〈軛(くびき)〉の意)は,ラテン語jugumに由来する。 モンゴル将軍バトゥは,征服したキプチャク・ハーンの国土と人民をしたがえ,ボルガ河口にサライの都をつくって新たにキプチャク・ハーン国を建設した。

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世界大百科事典内のタタールのくびきの言及

【キプチャク・ハーン国】より

…版図は,東はイルティシュ流域から西はドニエストル川,北はブルガールから南はカフカス,シル・ダリヤ中流域に及び,ルーシ(ロシア)も属国となって貢租を支払った。ロシア史ではこれを〈タタールのくびき〉と呼ぶ。国家の創設者バトゥ(在位1227‐55)はジュチの第2子で,1236‐41年に,キプチャク草原,ロシア,東欧を席巻し,ボルガ下流のサライを中心として国家の基礎を築いた。…

※「タタールのくびき」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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