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タヒバリ Anthus rubescens; buff-bellied pipit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タヒバリ
Anthus rubescens; buff-bellied pipit

スズメ目セキレイ科。全長 16cm。冬羽(→羽衣)は背面がオリーブ褐色で,不明瞭な黒い縦斑がある。下面は淡い黄白色で,喉の下,胸,脇に黒い縦斑がある。夏羽は背が灰色で,下面が薄く赤みを帯びる。渡り鳥で,ユーラシア大陸東部の冷帯サハリン島千島列島のほか,北アメリカ北部のツンドラ地帯で繁殖し,北アメリカ南部や朝鮮半島,日本などで越冬する。日本には北海道に立ち寄ってから,本州以南に冬鳥として渡来する。田畑,草地,河原,海岸などにすみ,昆虫類などを食べる。セキレイ科のほかの種と同じく尾羽を頻繁に上下に振りながら歩く。

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百科事典マイペディアの解説

タヒバリ

セキレイ科の鳥。翼長8.5cm。背面は褐色で暗褐色斑紋があり,腹面淡色。ユーラシア大陸中・北部,北米北部で繁殖するが局地的。冬には南へ渡る。日本には冬鳥として渡来し,全国の川辺,海岸,湿った耕地等に見られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タヒバリ
たひばり / 田
water pipit
[学]Anthus spinoletta

鳥綱スズメ目セキレイ科の鳥。同科タヒバリ属34種中の1種。タヒバリ属はほとんど全世界に分布し、牧場、草原、川原、耕地などに生息する。一般に緑褐色系のじみな保護色をしており、尾はセキレイ属ほど長くはないが、上下に振る習性は同様である。日本で秋冬季に普通にみられるのはタヒバリ、ムネアカタヒバリビンズイの3種である。タヒバリは全長約16センチメートル。北半球の中・高緯度地方の寒冷地で繁殖し、冬季はエジプト、アラビア半島、中央アメリカなどにも南下する。日本の近くでは北千島で繁殖している。日本には本州以南に冬鳥として10月ごろ渡来し、3、4月ごろ渡去するが、琉球(りゅうきゅう)諸島に至るまで数は多い。昆虫類、草本の種子などを食べる。[坂根 干]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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