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タルチュフ タルチュフ Le Tartuffe

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タルチュフ
タルチュフ
Le Tartuffe

フランスの劇作家モリエールの韻文喜劇。5幕。 1664ベルサイユ宮殿の祭り「魔法島の歓楽」の第4夜にモリエールの劇団によって3幕だけが初演されたが,宗教界からの圧力により一般公開は 67年まで許可されず,完全な上演は 69年。

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デジタル大辞泉の解説

タルチュフ(〈フランス〉Le Tartuffe)

モリエールの戯曲。5幕。1664年初演。にせ信者タルチュフの行動を通じ、宗教の偽善を批判・風刺した喜劇。

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百科事典マイペディアの解説

タルチュフ

モリエールの戯曲。1664年初演されたが,宗教的偽善を描き,1669年まで上演を禁止された。にせ信者タルチュフは金持の商人オルゴン家の主人をたぶらかし,財産目あてにその娘と結婚しようとし,また美人の妻にも言い寄るが,ついにぺてん師の仮面がはげ牢獄に送られるという喜劇。

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世界大百科事典 第2版の解説

タルチュフ【Tartuffe】

モリエールの代表作の一つ。五幕韻文喜劇。1664年ベルサイユ宮大饗宴の折,ルイ14世の前で初演されたが,宗教的偽善を告発する大胆な内容ゆえに公開を禁止され,曲折を経た後,69年に解禁となった。初演物の正確な内容は今日なお不明である。偽善者タルチュフを聖人と錯覚した金持のオルゴンは,家族の反対を無視して全財産を彼に譲る手続をとる。タルチュフが自分の妻を口説く姿を見せられようやく目が覚めるが,彼を追い出すどころか逆に謀反人と訴えられ逮捕の危機が迫る。

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大辞林 第三版の解説

タルチュフ【Le Tartuffe】

モリエールの喜劇。五幕。1664年初演。ぺてん師タルチュフが熱心な信仰家を装って富裕な商家に入りこみ財産乗っ取りを企てるが、失敗に終わる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タルチュフ
たるちゅふ
Le Tartuffe ou L'Imposteur

フランスの劇作家モリエールの戯曲。五幕韻文喜劇。副題は「ぺてん師」、1664年初演。パリの町人オルゴンはえたいの知れぬにせ信者タルチュフにのぼせあがり、彼を家に招じ入れ信仰の鑑(かがみ)として手厚くもてなし、ほかに恋人のいる娘を彼と結婚させようとする。しかしタルチュフは同時にオルゴンの若い後妻エルミールをくどくという鉄面皮ぶりを発揮する。エルミールのたくらみによってにせ信者の正体は暴露される。と、彼は居直って一家の財産をのっとり、かつオルゴンの託した秘密文書を盾にとりオルゴンを告発する。しかし国王の内命を受けていた警吏はあべこべにタルチュフを逮捕し、オルゴン一家は危ういところを救われる。信仰の問題を取り上げたこの作品は、当時の社会に根強い力をもつ教会側の忌諱(きき)に触れ、上演禁止処分をも被っている。[井村順一]
『鈴木力衛訳『タルチュフ』(岩波文庫)』

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