ペテン師(読み)ペテンシ

デジタル大辞泉 「ペテン師」の意味・読み・例文・類語

ペテン‐し【ペテン師】

うまく人をだまして利益を得る悪者詐欺師
[類語]詐欺師いかさま師山師食わせ者当たり屋凶漢凶賊奸賊海賊山賊賊徒賊子逆賊謀反人悪人悪者悪漢悪党悪玉悪女毒婦あくわる凶徒凶手人非人人でなし奸物曲者暴漢暴れ者暴れん坊暴徒荒くれ者ごろつきならず者地回りやくざ暴力団無頼漢無法者与太者ごろちんぴらあぶれ者

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精選版 日本国語大辞典 「ペテン師」の意味・読み・例文・類語

ペテン‐し【ペテン師】

  1. 〘 名詞 〙 巧みに人をだまして利益を得ることを常習とする者。いかさま師。詐欺師。
    1. [初出の実例]「大それたぺてんしめ」(出典:歌舞伎・蔦紅葉宇都谷峠(文彌殺し)(1856)大切)

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世界大百科事典(旧版)内のペテン師の言及

【シモン】より

…フランスの小説家。はじめ画家志望で絵画の勉強をしたが,この計画は実現せず,1939年ころからフォークナーの影響を受けた作風によって,《ぺてん師》と題する小説を書きはじめ,第2次世界大戦に動員される期間を挟んでこれを完成,45年に最初の小説として刊行した。これはとくに筋立てが抽出できるという点で,まだ伝統的な小説の枠組みを保存しているが,《風》(1957),《草》(1958)を経て,伝統的な約束ごとに拘束されない小説形式の探究を進め,《フランドルへの道La route des Frandres》(1960)でひとつの頂点に達した。…

※「ペテン師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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