ダイアローグ

精選版 日本国語大辞典 「ダイアローグ」の意味・読み・例文・類語

ダイアローグ

〘名〙 (dialogue) 対話問答プラトンなどの対話篇。また演劇独白に対して、相手との対話の形のせりふ。⇔モノローグ。〔欧米印象記(1910)〕
古典現代文学(1955)〈山本健吉〉詩の自覚歴史「モノローグのように見えながらダイアローグなので」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ダイアローグ」の意味・読み・例文・類語

ダイアローグ(dialogue)

《「ダイアログ」とも》
対話。問答。会話
小説・演劇などで、対話の部分。⇔モノローグ
[類語]科白せりふ台詞独白モノローグ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダイアローグ」の意味・わかりやすい解説

ダイアローグ
dialogue

演劇用語。2人以上の登場人物がかわす対話・会話のこと。演劇のせりふの形態には,ほかにモノローグやソリロキー (独白) ,アサイド (傍白) がある。欧米演劇においては,近代劇の時代まで,独白・傍白・対話がそれぞれの場面に応じて効果的に使い分けられていたが,リアリズム演劇の登場以降,舞台上の幻想世界を維持するために,独白・傍白は例外的にしか用いられなくなり,ダイアローグ中心に戯曲が書かれるようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

人事労務用語辞典 「ダイアローグ」の解説

ダイアローグ

一般に「対話、対談」と訳されますが、人材育成組織開発の分野で用いられる「ダイアローグ」(dialogue)とは、たんなる情報のやりとりではなく、話し手と聞き手とが理解を深めながら、互いに共感や意識・行動の変化を引き出し合う創造的なコミュニケーションのあり方を指します。近年、組織における学びや創造、問題解決、ビジョンの共有などに有効なアプローチとして注目を集めています。
(2011/2/28掲載)

出典 『日本の人事部』人事労務用語辞典について 情報

DBM用語辞典 「ダイアローグ」の解説

ダイアローグ【dialogue】

見込客、既存顧客、ドナー(寄贈者・寄付者など)、あるいは後援者などと直に接触するプロセス。ダイアローグの実施には、マーケティング用のデータベースとダイレクトメディアが必要。

出典 (株)ジェリコ・コンサルティングDBM用語辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のダイアローグの言及

【台詞】より

…〈科白〉〈白〉などとも書かれる。よく行われるせりふの形式上の一分類としては,2人あるいはそれ以上の登場人物の間で交わされる〈対話(ダイアローグdialogue)〉。登場人物が自分自身の考えや感情などをみずからに問いかける形をとる〈独白(モノローグmonologue)〉(モノローグ劇),対話中に対話の当の相手には聞こえないという約束で横を向き独りごとのように言う〈傍白(アサイドaside)〉などがある。…

※「ダイアローグ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android