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ダーリ ダーリDal', Vladimir Ivanovich

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ダーリ
Dal', Vladimir Ivanovich

[生]1801.11.22. ルガニ
[没]1872.10.4. モスクワ
ロシアの作家,語源学者,辞書編纂家。医者の家に生れ,デルプト大学医学部で学び 1829年医師資格を取得。 33年オレンブルグで A.プーシキンを知った。言語学やフォークロアの資料収集に努め,『ロシア語の方言について』O narechiyakh russkogo yazyka (1852) ,『ロシア国民の諺』 Poslovitsy russkogo naroda (61~62) ,『生ける大ロシア語詳解辞典』 Tolkovyi slovar' zhivogo velikorusskogo yazyka (4巻,63~66) を発表。ロシア語の研究においては今日もなおダーリの業績をこえる者は出ていないといわれている。

ダーリ
Daehlie, Bjørn

[生]1967.6.19. エールベルム
ノルウェーのクロスカントリースキー選手。オリンピック冬季競技大会史上最多メダル獲得と最多金メダル獲得の記録をもつ。ワールドカップや世界選手権大会でも記録を残し,ノルディックスキー史上最も偉大な選手といわれた。子供の頃からさまざまなスポーツに取り組んだ。本格的にクロスカントリースキーを始めたのは十代半ばで,1987年までは世界レベルの大会に出場したこともなかったが,オリンピック冬季競技大会で獲得したメダル数は通算 12個(金メダル 8個,銀メダル 4個)に上った。その内訳は,金メダルが 1992年のアルベールビル・オリンピック冬季競技大会の複合と 50kmとリレー,1994年のリレハンメル・オリンピック冬季競技大会の 10kmと複合,1998年の長野オリンピック冬季競技大会の 10kmと 50kmとリレー。銀メダルがアルベールビル大会の 30km,リレハンメル大会の 30kmとリレー,長野大会の複合である。オリンピックでの活躍のみならず,1992~99年,国際的な大会で圧倒的な存在感を示し,ワールドカップでは 6度の総合優勝,世界選手権大会では 9個の金メダルを獲得して「ロケットマン」と呼ばれた。2001年3月,背中のけがで引退を余儀なくされた。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

ダーリ(Vladimir Ivanovich Dal')

[1801~1872]ロシアの作家・民俗学者・辞書編者。海軍軍医・官吏を経て作家となり、短編小説を執筆。その後、民族学的資料を収集、その分析・編纂(へんさん)に専念する。詩人プーシキンとの親交も有名。編著「ロシアことわざ集」「生きた大ロシア語詳解辞典」など。

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

ダーリ【Vladimir Ivanovich Dal’】

1801‐72
ロシアの作家,辞書編纂者,民俗学者。海軍兵学校を卒業後,海上勤務を経て,デルプト大学(現,タルトゥ大学)医学部で学ぶ。軍医となるがまもなく退職して,オレンブルグをはじめ辺境の諸県で官吏として勤めるかたわら,広く旅行して,ロシア語の方言,昔話やことわざなどのフォークロア,さらには木版画などの民俗資料の採集を精力的に行った。同時に,カザク・ルガンスキーの筆名で昔話,僻地への旅行記,写実的色彩の強い創作なども発表した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

ダーリ【Vladimir Ivanovich Dal'】

1801~1872) ロシアの辞典編者・民俗学者。フォークロアや民衆の言葉を収集し、「生きた大ロシア語詳解辞典」や「ロシアことわざ集」を編纂へんさん

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ダーリ
だーり
Владимир Иванович Даль Vladimir Ivanovich Dal'
(1801―1872)

ロシアの民俗学者、辞書編纂(へんさん)家、作家。ロシアに帰化したデンマーク人の医師を父にもつ。海軍将校を経てデルプト大学医学部を卒業し、軍医となり、のちに官途についた。役人生活の余暇に民俗・方言資料の収集、整理と創作活動に専念。1838年、オレンブルグ地方の動植物相の研究によりロシア科学アカデミーの自然科学部門の準会員に選ばれた。カザーク・ルガンスキーというペンネームをもつ「自然派」の代表的作家でもあり、『ロシア民話集』(1831)、『実話と空想物語』四巻(1833~39)、『ウラルのコサック』(1843)、『酔いと夢と現実(うつつ)』(1843)、『従卒』(1845)、『死体』(1857)など多くの作品を書き、ロシア常民の生活を民衆的な俗語の語り口で細やかに描写する手法を開拓し、批評家ベリンスキーから高い評価を受けた。最大の業績は半世紀以上の歳月を費やして独力で完成した『大ロシア語詳解辞典』四巻(1863~66)で、約20万語を収録し、方言や職業的位相からくる特殊語彙(ごい)を多数含み、記述が生活百科事典的性格を有するために読む辞典として教養あるロシア人に愛用されている。『ロシアの諺(ことわざ)』(1861~63)も重要な業績で、3万以上の諺、諺的成句、謎(なぞ)を収録したもの。詩人のプーシキンと親交があり、決闘で倒れたプーシキンの臨終に友人、医師として立ち会った話は有名である。[栗原成郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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