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チェレンコフ チェレンコフ Cherenkov, Pavel Alekseevich

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チェレンコフ
チェレンコフ
Cherenkov, Pavel Alekseevich

[生]1904.7.28. ボロネジ
[没]1990.1.6.
ソ連の物理学者。ボロネジ大学で学び,1930年よりソ連科学アカデミーレーベデフ物理学研究所で研究,同研究所の光-中間子反応研究室長 (1959) 。 34年チェレンコフ放射を発見した。この現象はそのまま高エネルギー荷電粒子線の検出に利用され (→チェレンコフ計数器 ) ,高エネルギー物理学の発展に貢献した。

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デジタル大辞泉の解説

チェレンコフ(Pavel Alekseevich Cherenkov)

[1904~1990]ロシア連邦の物理学者。γ(ガンマ)線に照射される水の発光現象を研究し「チェレンコフ効果」を発見。この効果を利用して高速の荷電粒子の速度を測定する装置はチェレンコフカウンターとよばれる。1958年、ノーベル物理学賞受賞。

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百科事典マイペディアの解説

チェレンコフ

ソ連の物理学者。ロシアのボロネジに生まれ,同地の大学を出て,1930年からモスクワのレーベデフ物理学研究所員。それまで蛍光現象と考えられていたγ線が液体や固体に当たると弱い青色光が出る現象を研究,種々の実験からこれが蛍光でなくγ線から生じる高速電子による全く新しい放射であることを確証した(1934年)。

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世界大百科事典 第2版の解説

チェレンコフ【Pavel Alekseevich Cherenkov】

1904‐90
ソ連の物理学者。ボロネジ大学物理数学部に学んだ後,1930年にソ連科学アカデミーのレーベデフ物理学研究所に入る。ラジウム放射線が種々の液体に吸収されるときに生ずる現象を研究中,34年,それまで蛍光現象と考えられてきた液体が青く発光する現象が,液体の成分とは無関係に生じ,また蛍光の源となる不純物を除去した水でさえ生ずることを示して,まったく異なる機構による発光現象であることを明らかにした。チェレンコフ効果と呼ばれているこの現象は,その後高エネルギー物理学の実験分野で開発された,粒子エネルギー測定のためのチェレンコフ計数管の装置原理となっている。

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大辞林 第三版の解説

チェレンコフ【Pavel Alekseevich Cherenkov】

1904~1990) ソ連の物理学者。チェレンコフ放射の発見で1958年ノーベル物理学賞を受賞。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

チェレンコフ
ちぇれんこふ
Павел Алексеевич Черенков Pavel Alekseevich Cherenkov
(1904―1990)

ソ連の物理学者。ボロネジに生まれ、1928年ボロネジ大学を卒業。1930年よりレーベデフ物理学研究所の研究員となった。物理学者バビロフSergei Ivanovich Vavilov(1891―1951)の下で、液体中にγ(ガンマ)線を照射すると液体が発光する現象の実験を始めた。当時、液体や固体に高エネルギーの光を照射するとルミネセンスをおこし発光することが知られていた。このころ、弱い光を測定する方法がなく、チェレンコフは暗闇(くらやみ)に慣れた目によって測光し、また液体中でのルミネセンスはそこに混合物が存在することによりおこるので、水を二度蒸留して混合物を少なくし実験した。ところがそれでも発光が見られ、ルミネセンスではない発光がおこっていることが明らかとなった。この発光は、γ線のコンプトン効果によってつくられた超光速電子による電磁的なマッハ波によることがタムとI・M・フランクによって明らかにされ(1937)、「チェレンコフ効果」とよばれるようになった。
 この効果を利用したチェレンコフ計数管は高エネルギー物理実験の必需品となった。1958年、タム、フランクとともにチェレンコフ効果の発見と解釈によりノーベル物理学賞を受賞した。[佐藤 忠]

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