コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

チャタム Chatham

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チャタム
Chatham

イギリスイングランド南東部,メドウェーの行政府所在地。ロンドンの東南東約 45km,テムズ川河口の三角江(エスチュアリー)に注ぐメドウェー川の下流部に臨む河港都市。ヘンリー8世によって創設された王立海軍造船所を中心に発展した町で,造船所は 1984年に閉鎖されたのち,歴史的建造物として保存されている。文豪チャールズ・J.H.ディケンズは父親が海軍主計局の事務員であったために 1817年から 1821年までチャタムに住んでおり,この町を舞台とした自伝的代表作『デービッド・カパーフィールド』David Copperfield(1849~50)を著している。人口 7万3468(2001)。

チャタム
Chatham

カナダ,オンタリオ州南部の都市。デトロイトの東 65kmに位置する。セントクレア湖に注ぐテムズ川の航行の終点にある。1月の平均気温-4℃,7月の平均気温 21℃で,カナダとしては温和。 1800年に居住が始り,イギリスのチャタムにちなんで命名。南北戦争中は,亡命黒人奴隷の受入れ口となった。周辺農産物の加工の中心地で,てん菜糖精製,缶詰加工,たばこ,肉製品製造,軽金属工業が行われる。人口4万 3557 (1991) 。

チャタム
Chatham

カナダ東部,ニューブランズウィック州東部の町。ミラミチ湾に注ぐ同名の川の河口近くに,1800年頃建設された。パルプ・製紙工場,鋳造所,造船所が立地するほか,ヨーロッパへの木材やサケの積出港として知られる。カナダ空軍の駐屯地がある。人口 6544 (1991) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

チャタム【Chatham】

イギリス,イングランド南東部,ケント州北部の港湾・工業都市。地名は古ケルト語の〈森林kaito〉と古英語の〈村ham〉の合成語。人口6万1909(1981)。メドウェー川の下流,カンタベリーからロンドンに至るウォトリング街道に沿い,西のロチェスター,東のギリンガムと連接都市域を形成,商業・娯楽の中心となっている。中世にはノルマンディーのバイユー司教領であったが,ヘンリー8世,エリザベス1世が造船所と兵器廠を建設してから発展,チャールズ1世時代にはイギリス最大の海軍基地となった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

チャタムの関連キーワードSaint James' Squareウィリアム・D.W. アブニアメリカ独立革命史(年表)イギリス・オランダ戦争エルスワース ケリー王立国際問題研究所サンクリストバル島ニュージーランドチャタム[諸島]外交問題評議会タウンゼンド法クライド(男)スクウォントーピット(大)11月15日デ・ロイテルピット[小]チャタム諸島チャタム島サバイイ島

今日のキーワード

イラク日報

2004~06年に陸上自衛隊がイラク復興支援活動に派遣された際の活動報告。04年1月20日~06年9月6日の計435日分が、計1万4,929ページに渡って記されている。陸上自衛隊が08年にまとめた「イ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

チャタムの関連情報