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ツンベルギア ツンベルギアThunbergia; clock-vine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ツンベルギア
Thunbergia; clock-vine

ヤハズカズラ属といい,キツネノマゴ科の常緑低木で,つるになるものが多く,熱帯アフリカ,マダガスカル,インド地方などに約 200種が知られる。花冠は大型の漏斗形または鐘形で,紫,青,黄,白などがあり美しい。ヤハズカズラ T. alata,ベンガルヤハズカズラ T. grandiflora,ローレルカズラ T. laurifoliaなど観賞用に温室で栽植されるものが多く,南九州や沖縄,小笠原などの暖地では戸外で栽培され,一部は逸出して野生状態にもなっている。

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百科事典マイペディアの解説

ツンベルギア

おもに熱帯アジア,アフリカに分布するキツネノマゴ科の一属。100種以上があり,10種くらいが観賞用に栽培されている。ツンベルギア・グランディフロラ(和名ベンガルヤハズカズラ)はインド原産で,分岐性のよいつる性。

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世界大百科事典 第2版の解説

ツンベルギア【clock‐vine】

キツネノマゴ科ヤハズカズラ属Thunbergiaのつる性あるいは木本性の植物。中央アフリカ~南アフリカ,マダガスカル,熱帯アジアに200種以上があり,大きく目だつ花をつけるものが多いので,いくつかの種が観賞用に栽植される。属の学名はツンベリーの名にちなむ。ヤハズカズラThunbergia alata Bojer(英名black‐eyed‐Susan vine)(イラスト)は小型のつる性多年草で,葉腋(ようえき)に径3cmほどの5弁の花をつける。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ツンベルギア
つんべるぎあ
[学]Thunbergia

キツネノマゴ科ツンベルギア属の総称。多年草または低木でつる性の種類もあり、熱帯アフリカ、マダガスカル島、熱帯アジアに約100種分布する。以下の各種がよく知られる。アラータT. alata Bojerは熱帯アフリカ原産のつる性多年草であるが、春播(ま)きして夏には開花するので、一年草として扱う。葉柄に幅広い翼があるのが特徴である。花は鐘状、花冠は5裂し、橙黄(とうこう)色で中心の筒状部は黒紫色であるが、白色花もある。垣根やグランドカバー、吊(つ)り鉢、行灯(あんどん)仕立てなどに利用する。フラグランスT. fragrans Roxb.は葉はやや多肉質で、葉柄に翼がない。花は白色で径4~5センチメートル、芳香はない。グランディフローラT. grandiflora Roxb.はベンガル地方原産の大形の多年生つる草。秋から冬に総状花序をつくり、青紫色花を開く。白色花の変種がある。ラウリフォーリアT. laurifolia Lindl.は花は前種によく似るが、葉は広披針(こうひしん)形でゲッケイジュの葉に似る。観賞温室などでまれに栽培される。エレクタT. erecta (Benth.) T. Anders.は熱帯西アフリカ原産の低木で、葉腋(ようえき)にらっぱ状の青紫色花を開く。白色花の園芸品種がある。フォーゲリアーナT. vogeliana Benth.はエレクタに形態がよく似るが、葉、花ともにはるかに大きい。一年中開花し、鉢植えにも向く。ツンベルギア属の各種は日当りをよくし、5℃以上で越冬する。繁殖は挿木による。[高林成年]

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