コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ティンプー Thim phu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ティンプー
Thim phu

ブータン首都。政治,文化,商業の中心地で,1962年正式に首都と定められた。ブータン西部を南流するウォン川の上流,標高約 2500mの盆地にある。ウォン川右岸に伝統的ブータン建築のタシチョ・ゾン (城塞) が新築され,王の執務する政庁と,ブータンの最高位僧であるジェイ・ケンポの一行が夏季滞在する僧院が置かれている。付近には政府各部門の役所や王宮がある。 1962年インドとの国境にある町プレツォリンから自動車道が開通,市街の整備も進められている。冬季にはジェイ・ケンポがプナカに移住するほか,強風を避けてプナカに移る人が多いために,外国では長い間「プナカが首都」あるいは「ティンプーは夏の首都」と考えられてきた。人口 7万9185(2005)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

ティンプー

ブータンの西部にある同国の首都。ティンブーとも呼ばれる。ヒマラヤ山脈中の標高約2400mの高所に位置する。従来ブータンでは国王の居住地を首都としてきたが,1962年にティンプーを恒久的な首都に定めた。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ティンプー【Thimphu】

インド亜大陸北東部にあるブータン王国の首都。別称ティンブーThimbu。人口3万(1993)。同国西部のブラフマプトラ川の支流ウォン川流域の小盆地にあり,標高約2400m。ブータンは一地点に首都を固定せず,国王の所在地をもって首都としてきたが,1962年にティンプーを恒久的な首都と定めた。かつては古い城とそのまわりに寒村があるにすぎなかったが,十五ヵ年計画でここに首都を建設することとなった。まず66年には諸官庁,宮殿,25のラマ教寺院を複合させた壮大なタシ・チョ・ゾン(城)が完成した。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

ティンプー【Thmphu; Thimphu】

ブータン王国の首都。同国の西部に位置する。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ティンプー
てぃんぷー
Thimphu

ヒマラヤ山脈東端の王国ブータンの首都。日本ではシンプーとも表記する。同国西部の標高2450メートルに位置し、ブラマプトラ川支流ウォン川の河川段丘を中心に開けた町である。人口3万5000(2003推計)。なお、ティンプー県全体の人口は9万8676(2005ブータン当局統計)。もとは静かな農村であったが、1962年首都に定められてから急速に近代化した。町の中心をなすタシチョ・ゾン(城)は昔の城を忠実に復原したもので、国王執務室、各省大臣室、国教である仏教の寺院、僧たちの居室など、100を超える部屋がある。国会もここで開かれる。城の近くに政府各部局の建物が並び、総合病院、野外競技場なども建設されている。インドとの間に自動車道路が通じる。近郊には、1627年につくられたシムトカ・ゾンなど、歴史的に重要な寺院、遺跡が多い。[西岡京治・西岡里子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ティンプーの関連キーワードジグメ・ケサル・ナムゲル ワンチュクジグメ・シンゲ ワンチュクメモリアルチョルテンチャンガンカラカンジェツン・ペマ王妃ドゥプトプ尼僧院クエンセルポダンデチェンポダンブータンの要覧パンリザンパ国民総幸福量チェリゴンパシムトカゾンプンツォリンプナカゾンタンゴゾンチュゾムドチュラリンシGNH

今日のキーワード

いい夫婦の日

11月22日。通商産業省(現経済産業省)が制定。パートナーへの感謝の意を示し、絆を深める。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ティンプーの関連情報