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ディオニュシオス[アレクサンドリア] Dionysios; Dionysius of Alexandria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ディオニュシオス[アレクサンドリア]
Dionysios; Dionysius of Alexandria

[生]200
[没]265頃
アレクサンドリアの司教,聖人,大ディオニュシオスといわれる。キリスト教に改宗しオリゲネスについて学ぶ。 231~232年アレクサンドリア教校の校長をつとめる。司教となってより,デキウス,ウァレリアヌス両帝の迫害にあい,辛酸を味わった。古典の素養が深く,エピクロスの原子論を批判した『自然について』 Peri physeōsが知られるが,当時の教会の神学上の問題に最も力を注ぎ,迫害による棄教者や異端者,分派の人々の教会帰参を弁護し,厳格主義の立場と対立したが,彼らに再洗礼を行なっていた他の教会との分裂は避けた。対立教皇ノバチアヌスには和睦をすすめた。また至福千年説に反対するとともに,三位一体論ではサベリウス派と論争,そのためかえって三神論の非難を受けた。著作は早く散逸,エウセビオスアタナシウスらの著作のなかの引用によってのみ知られている。

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