ディキンソン(英語表記)Dickinson, Emily Elizabeth

  • 1830―1886
  • Dickinson, John
  • Emily Dickinson
  • Emily Elizabeth Dickinson

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

[生]1830.12.10. マサチューセッツアマースト
[没]1886.5.15. マサチューセッツ,アマースト
アメリカの女流詩人。厳格な清教徒の家に生れ,1847年マウント・ホールヨーク女子学院に入学したが1年で中退詩作を始めた。 55年妻子あるワッズワス牧師を知って以来,その詩的才能はを切ったようにあふれ出た。 1775編にのぼる作品はあまりに斬新な詩風のため生前は認められなかったが,死後次々に詩集が出,アメリカ最高の女流詩人と認められるにいたった。
[生]1732.11.8. メリーランドタルボット
[没]1808.2.14. デラウェア,ウィルミントン
アメリカ独立革命期の政治家。「独立革命の文筆家」と称される。 1757~60年フィラデルフィアで弁護士を開業。 65年印紙税法に反対して印紙税法会議にペンシルバニア代表として出席し反対決議文を起草。 67~68年タウンゼンド諸法に反対して『ペンシルバニアの一農民からイギリス植民地住民にあてた手紙』 Letters from a Farmer in Pennsylvania,to the Inhabitants of the British Colonies (1768) を書き反対の世論を盛上げた。大陸会議にペンシルバニア代表として出席 (74,75~76) ,『武器をとって立つ事由と必要の宣言』を起草。また連合規約の第1草案を起草したが独立宣言には反対投票した。初めロイヤリスト (王党派) と非難されたが,のちみずから兵士として愛国派軍に参加した。 87年の合衆国憲法制定会議にデラウェア代表として出席しその批准のため尽力した。

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大辞林 第三版の解説

1830~1886 アメリカの女性詩人。ピューリタニズムを背景として、自然・神・死・永遠を多くテーマとする。二〇世紀に入って高い評価を得る。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アメリカの女流詩人。マサチューセッツ州のボストンに近いアマーストに生まれる。17世紀の創設以来、ピューリタニズムの伝統に生きるアマーストにあって、彼女はついに正式な信仰告白をすることもなく、生涯を終える。しかし、生来宗教心は厚く、つねに彼女自身の神を求めていた。ディキンソンはアメリカ文学史上、ホイットマンと並び称される詩人として評価は高いが、生前発表した詩は数編にすぎず、彼女の1775編に及ぶ詩業の全貌(ぜんぼう)が明らかにされたのは三巻本の『全詩集』が刊行された1955年のことである。彼女の詩では、自然、愛、死、神などの主題が扱われている。その詩風は、歌う、あるいは語るホイットマンとは対照的で、知的、即物的、硬質でイメージが簡潔に凝縮している。現代詩に通ずるディキンソンの詩は、20世紀のイマジズム興隆と形而上派詩人(メタフィジカル・ポエット)再評価に伴い、改めて高く評価された。[古平 隆]
『中内正夫著『エミリ・ディキンスン』(1981・南雲堂) ▽新倉俊一訳『世界詩人全集12 ディキンソン詩集』(1968・新潮社)』

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精選版 日本国語大辞典の解説

(Emily Dickinson エミリー━) アメリカの女流詩人。ピューリタニズムに支えられた、死や永遠を主題とした形而上的な詩風を持つ。破格表現が多く、二〇世紀になって評価が高まった。(一八三〇‐八六

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