デザート
でざーと
dessert
主食後にとる菓子、果物、チーズ、コーヒーを総称していう。前菜からスープ、魚料理、肉料理、サラダと一連のコースが終わったところで、バター皿、塩入れ、こしょう入れなどの食器類をかたづけ、改めて供される甘味料理がデザートである。主要料理はあまり甘いものは出されないが、デザートコースでは甘味をもち、口あたりのしっとりしたものがよい。
デザートの種類としては温菓(加熱したもの)と冷菓とがある。温菓ではプディング、スフレ、フリッター、クレープ、パイ類、ビスケットなどが供される。冷菓としてはアイスクリームやシャーベットのように自然に口の中で溶ける氷菓類や、自然の酸味をもつ果物などが喜ばれる。
[小林文子]
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デザート
ディナーの最後に出される品目で,ふつうアイスクリーム,プリン,ババロアなどのアントルメ(甘味料理),チーズ,果実などとコーヒーを供する。サラダでメーンコースは一応終わり,以後をデザートコースと呼び,テーブルスピーチなども行われる。現在では単に食後に供する菓子や果実をもデザートと呼ぶ。
→関連項目デセール|フランス料理
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デザート
dessert
食後の茶菓のこと。アメリカでは,食後の果物,プディング,パイ,アイスクリーム,チーズなどを含めていう。イギリスでは,おもに菓子のあとの果物をさしている。いずれにせよディナーの仕上げとして必ず供される。
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デザート
〘名〙 (dessert)
①
洋食で、食後に出す果物、菓子、アイスクリーム、コーヒーなど。〔西洋礼式作法料理法食事法(1886)〕
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デザート【dessert】
西洋料理のコースで食事の最後に出されるチーズ・菓子・果物など。また、一般に、食後に食べる菓子や果物。◇「デセール」ともいう。「デセール」はフランス語。
出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報
デザート(dessert)
1 正式の西洋料理で、サラダで終わる料理コースのあとに出される食べ物。菓子・アイスクリーム・コーヒー・果物・チーズなど。
2 一般に、食後の茶菓や果物。
[類語]フルーツ・水菓子・果菜・果物
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デザート
株式会社講談社が発行する女性向けコミック誌。毎月24日発売。
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デザート
西洋料理の主たるコースのあとに出される菓子や果物など.
出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報
デザート【dessert】
食事の最後のコース。一般的にチーズ,甘みの菓子類,果物などをいう。イギリスでは甘みの菓子はスイーツsweetsと呼ばれ,その後に出る果物や木の実などをデザートという。デザートは同じつづりのフランス語デセールの英語化で,食卓の片づけをするの意。フランス語デセルビールdesservirを語源とする。食事の最後のコースに入る前に,いったんテーブルの上のものが片づけられたところから現在の意味に転じた。チーズのあとの甘み〈アントルメentremets〉としては,小麦粉の生地を用いたケーキ類,アイスクリームやシャーベットなどの氷菓,チョコレート菓子やプティ・フール(一口菓子)などのほか,レストランでは料理人が作る菓子〈アントルメ・ド・キュイジーヌentremets de cuisine〉とされているババロア,スフレ,ブラマンジェ,ゼリー,プディング,クレープ,果物のコンポートなどが前の料理とのバランスと各人の好みで選ばれる。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報