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デーベライナー デーベライナー Döbereiner, Johan Wolfgang

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デーベライナー
デーベライナー
Döbereiner, Johan Wolfgang

[生]1780.12.13. バイエルンホーフアンデルザーレ
[没]1849.3.24. イェナ
ドイツの化学者。薬剤師の弟子などを経てイェナ大学で化学を修め,のちに同大学で教えた (1810) 。文豪ゲーテの友人。粉末状にした白金の接触作用の研究を行い,触媒研究に先鞭をつけるとともに,デーベライナーランプといわれる自動点火器を発明した。

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世界大百科事典 第2版の解説

デーベライナー【Johann Wolfgang Döbereiner】

1780‐1849
ドイツの化学者。イェーナに近いホーフ出身。薬局修業のかたわら化学を独修し薬品顔料工場を経営した。1810年イェーナ大学の化学と薬学の助教授に就任,以後死ぬまでこの地で実用化学・分析化学的な多方面にわたる研究をした。17年には性質の似るストロンチウムカルシウムバリウムで,後の2元素の酸化物の当量の算術平均が酸化ストロンチウムの当量に等しいこと(いわゆる三つ組元素関係)を指摘して,類似元素関係を表すパラメーターに当量・原子量をはじめて導入し,元素の周期律発見の端緒となった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デーベライナー
でーべらいなー
Johann Wolfgang Dbereiner
(1780―1849)

ドイツの化学者。貧しい家に生まれ、薬種店徒弟、渡り職人を経て、1803年より薬品の製造販売などに従事する。この間化学や鉱物学を独学し、いくつかの論文を発表。1810年ザクセン・ワイマール・アイゼナハ公国イエナ大学の化学・薬学准教授(1819年より教授)に招かれ、終生指導的な科学技術者(1820年より公国顧問官)として公国に尽くした。1817年ストロンチウム酸化物の当量がカルシウムとバリウム酸化物の当量の平均値に等しいことを指摘した。1829年にはこうした関係を他の元素群(三つ組)にもみいだした。これは元素の相互関係を初めて原子量(当量)によってとらえたもので、後のメンデレーエフの周期律発見に向かう第一歩となった。また1823年には新しく製した白金末によってアルコールや水素を常温酸化し、接触触媒反応という重要な新分野を開拓した。これはただちに自らの考案による「デーベライナーの灯」や「ユージオメーター」に応用された。[肱岡義人]

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世界大百科事典内のデーベライナーの言及

【周期律】より

…このようになると,元素の性質は個々独立のものでなく,その間にさまざまな相関性があることもわかってきた。たとえばドイツのJ.W.デーベライナーは,元素のうちには[塩素Cl‐臭素Br‐ヨウ素I],[カルシウムCa‐ストロンチウムSr‐バリウムBa],[鉄Fe‐コバルトCo‐ニッケルNi]のように3個1組でよく似た性質を示すものが少なくないことを認め,1829年これらを〈三つ組元素triad elements〉として元素を分類することを試みた。その後フランスのシャンクルトアAlexandre Émile Béguyer de Chancourtois(1819‐86)は,さらに新しい規則性,すなわち原子を原子量に従って配列していくと,よく似た性質の元素がほぼ等間隔に現れることを発見し,これに基づいて元素を円柱のまわりにらせん状に配列した独創的な図表〈地のらせんvis de terre〉を1862年に発表した(図1)。…

【ライター】より

…1779年ころにイタリアのペイラL.Peylaが,ガラス管に蠟(ろう)を入れ,一方の端末にリン,硫黄,油を詰め,ガラス管を折ることで発火する〈トリノのろうそく〉を発明した。また1823年にはドイツの化学者J.W.デーベライナーが水素発生装置のガラス容器の口に白金海綿(海綿状にした白金)をつけ,これに水素を吹きつけると発火する点火器をつくり,28年にはドイツとイギリスで約2万個が使われていたという。その他,電気を利用するものなど各種の器具が考案されているが,1904年にオーストリアの化学者ウェルスバハによるセリウムと鉄の発火合金の発明で,いわゆるライター石を用いるフリント式ライターが可能になった。…

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