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トキワギョリュウ Casuarina equisetifolia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トキワギョリュウ
Casuarina equisetifolia

モクマオウ科の常緑高木で,オーストラリア原産。乾燥に強く,世界的に暖地や乾燥地に栽培され,海岸にもよく自生状態でみられる。小枝スギナ (杉菜) を思わせる繊細さで,節があり,なかば垂れ下がって特異な景観となる。各節には細かい鱗片葉が並ぶ。初夏に,枝先に淡紅色の雄花序を,また,新枝の基部に短い雌花序をつける。花後,径 1cm弱の球果を実らせる。日本では小笠原諸島琉球列島の海岸付近によく植えられている。メリケンマツともいう。

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百科事典マイペディアの解説

トキワギョリュウ

モクマオウ科の常緑高木。オーストラリア原産で日本では関東以西の暖地に植栽される。小枝は繊細で先が下垂し,一見葉のようにみえる。若枝トクサの茎のように節があり,各節には褐色,狭披針形の退化した鱗片葉が6〜8枚輪生。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トキワギョリュウ
ときわぎょりゅう
[学]Casuarina equisetifolia L.

モクマオウ科の常緑高木。高いものは約20メートルに達する。枝先は垂下し、全体は円錐(えんすい)形をなして茂る。根に共生菌をもち、菌根をなす。枝は細く、各節に7枚の鱗片(りんぺん)葉が輪生し、外見はスギナに似る。雌雄同株あるいは異株。雄花は細枝の先端に長さ1~1.5センチメートルの穂状花序をつくり、花被片(かひへん)は2枚、雄しべは1本。雌花は枝の基部の短枝に頭状花序をつくって開く。果実は広楕円(こうだえん)形の集合した痩果(そうか)で長さ約1センチメートル。オーストラリア原産で、沖縄諸島、小笠原(おがさわら)諸島では自然に繁殖するほか、海浜に砂防林として植栽される。樹皮からタンニンがとれる。本種はモクマオウ属のなかではもっとも広く植栽され、一般にモクマオウとよばれているが、真正のモクマオウC. stricta Ait.では、節に16枚ほどの鱗片葉が輪生する。明治初年に移入されたが、現在日本ではほとんどみられない。[古澤潔夫]

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世界大百科事典内のトキワギョリュウの言及

【モクマオウ】より

…果実が熟し乾燥するとくちばしが開き,中から狭い翼を持つ果実を放出する。 トキワギョリュウC.equisetifolia L.(英名horsetail tree,swamp oak,Australian pine)は東南アジアから太平洋諸島に広く野生し,公園などにしばしば栽培されている。 モクマオウ属Casuarina(英名she‐oak,beefwood)はオーストラリアを中心に約45種が分布し,東南アジア,ポリネシア,アフリカ東部に少数種がある。…

※「トキワギョリュウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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