ナショナル・ギャラリー[ワシントン](英語表記)National Gallery of Art, Washington, D.C.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ナショナル・ギャラリー[ワシントン]
National Gallery of Art, Washington, D.C.

アメリカ合衆国ワシントン・コロンビア特別区にある国立美術館。スミソニアン・インスティテューションに属する。イギリス大使,アメリカ財務長官などを務めた実業家アンドリュー・ウィリアム・メロンが,1930年代初頭ロシアのエルミタージュ美術館の作品が売却された際に購入した多数の名品と,それまでに収集した 17世紀オランダ風景画などを 1936年に国家に寄贈したことに始まる。翌 1937年設立。今日の総大理石造りの新古典主義様式の西館はジョン・ラッセル・ポープの設計により,1941年に竣工。その後イタリア・ルネサンス,15~19世紀のフランス,ドイツ美術などからなるサミュエル・クレス・コレクション,およびピーター・ワイドナー,チェスター・デール,レッシング・ローゼンワルドらの大コレクションを吸収し,そのほかメロン一族の協力により,世界最大級の美術館の一つとなった。1978年にはメロン基金の援助により,現代美術を展示する東館が増築された。代表的な収蔵作品にラファエロ・サンツィオの『アルバの聖母』(1511),エル・グレコの『ラオコーン』(1610~14)など。

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