ナフタリン(英語表記)naphthalene

翻訳|naphthalene

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ナフタリン
naphthalene

化学式 C10H8コールタールから得られる,白色または無色昇華しやすい結晶。融点 80.3℃。種々の合成染料の重要な原料であり,合成樹脂の原料としても用いられる。以前は衣服などの防虫剤として使用されたが,現在はパラジクロロベンゼンなどに取って代られており,染料,その他の化学薬品,合成樹脂製造の原料として大量に使われるようになった。一置換体にはα,βの2種の異性体がある。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ナフタリン

〘名〙 (Naphtalin) 芳香族炭化水素の一つ。化学式 C10H8 白色または無色の光沢のある単斜晶系のうろこ状結晶。特有の香気があり、常温で昇華する。染料中間体・殺虫剤・殺菌剤・爆薬・プラスチック・溶剤・洗浄剤などの有機合成原料として広く用いられる。
※蔵の中(1918‐19)〈宇野浩二〉「樟脳、ナフタリン、それから部屋の中の塵埃などの臭ひが」

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世界大百科事典内のナフタリンの言及

【ナフタレン】より

…芳香族炭化水素の一つ。習慣上,製品の場合にはナフタリンと呼ばれる。ベンゼン環が2個縮合した,図1のような分子構造をもつ化合物(図2に置換基の位置と名称を示す)。…

※「ナフタリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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