ニシキゴイ

  • fancy carp
  • にしきごい / 錦鯉

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

江戸時代、現在の長岡市小千谷市にまたがる「二十村郷」と呼ばれた山間地で、食用コイの突然変異で生まれたとされる。2018年の農林水産省「漁業センサス」によると、観賞用ニシキゴイを養殖する事業所の6割超が新潟県内。海外での人気の影響で、国の貿易統計によると、ニシキゴイが約9割を占めるという「錦鯉等観賞用魚」の18年の輸出額は約43億円で、09年の約2倍。

(2020-11-05 朝日新聞 朝刊 新潟全県・1地方)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

淡水魚のコイのなかで、色彩や斑紋(はんもん)が美しく、観賞用にされるものの総称。かつては、イロゴイ(色鯉)、ハナゴイ(花鯉)、カワリゴイ(変わり鯉)、モヨウゴイ(模様鯉)などともよばれてきた日本特産のコイで、1958年(昭和33)ごろからニシキゴイとよばれるようになった。ニシキゴイは、マゴイ(真鯉)の突然変異で生じたシロゴイ(白鯉)、ヒゴイ(緋鯉)、キゴイ(黄鯉)などや、マゴイを相互に交雑させ、改良を重ねて作出された。原産地は新潟県小千谷(おぢや)市の東方の山村地帯で、現在では日本各地で育成されている。日本産種の間で作出されたニシキゴイは、色彩以外の形態や生態はマゴイとほとんど違わなかったが、ドイツゴイが移入された1904年(明治37)以降は、それらとの交雑によって変異の幅が拡大しており、それぞれの特徴に応じた呼び名が100近くもある。

[鈴木 亮]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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