丹頂(読み)たんちょう

精選版 日本国語大辞典「丹頂」の解説

たん‐ちょう ‥チャウ【丹頂】

〘名〙 ツル科の鳥。日本産ツル類のうち最も大きく、全長一三〇~一四〇センチメートル、翼開張二二〇~二五〇センチメートル。あしとくちばしが長い。体は純白で、頭は裸出して赤く、額と目先は黒色。のどから首の背面にかけて暗石板色を帯びる。尾羽は白色だが風切り羽の一部が長くて黒いので黒い尾羽をもつようにみえる。湿地の草原でドジョウ・昆虫・草などを食べる。中国北部などで繁殖し、冬、朝鮮半島・日本などに渡る。しかし現在では、日本に渡来するのはごくまれで、特別天然記念物に指定されている北海道の釧路川・雪裡(せつり)川流域に留鳥として一年中生息する。姿が美しいことでよく知られ、単にツルともいう。丹頂の鶴。たんちょうづる。《季・秋‐冬》
※詩序集(1133頃)是作仙禽詩序〈作者未詳〉「頂已老、宜籍於丹台」 〔朱慶余‐台州鄭員外郡斎双鶴詩〕

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デジタル大辞泉プラス「丹頂」の解説

丹頂

錦鯉模様のひとつ。白い地で頭部のみに円形または円形に近い緋盤(赤い模様)が入るものをさすことが多いが、紅白五色などの品種においても頭部に緋模様を持つものを「丹頂紅白」「丹頂五色」のように呼ぶ。丹頂鶴を連想させる、縁起のよい模様として人気が高い。

丹頂

金魚の品種のひとつ。中国原産で、日本には昭和中期に輸入された。体形は和蘭型で、全身が白く頭部に発達する肉瘤だけが赤い、丹頂鶴のような体色が特徴。

丹頂

株式会社マンダムの男性用整髪料のブランド名。最初の製品「丹頂チック」の発売は1933年(当時の社名は金鶴香水株式会社)。

丹頂

兵庫県の酒造メーカー、の鶴が製造・販売する清酒の商品名。天然水「の宮水」で仕込んだ普通酒

丹頂

金魚の体色の名。丹頂鶴のように頭頂部のみが赤いものをさす。

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デジタル大辞泉「丹頂」の解説

たん‐ちょう〔‐チヤウ〕【丹頂】

ツル科の鳥。全長約1.4メートル、全身白色で、頭頂は裸出して赤く、くびと翼の次列および三列風切り羽が黒い。アジア北東部に分布。北海道の湿地には周年生息する。特別天然記念物。丹頂鶴。
[類語]田鶴鍋鶴真鶴

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション「丹頂」の解説

たんちょう【丹頂】

静岡の日本酒。蔵元の「丹頂本店」は寛延3年(1750)創業。現在は廃業は島田市本通にあった。

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動植物名よみかた辞典 普及版「丹頂」の解説

丹頂 (タンチョウ)

学名Grus japonensis
動物。ツル科の鳥

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普及版 字通「丹頂」の解説

【丹頂】たんちよう

鶴。

字通「丹」の項目を見る

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世界大百科事典内の丹頂の言及

【アリウム】より

…普通は数枚の葉が早春に地に接して展開し,5~6月に花茎を出し,球状の散形花序に多数の小さな花を咲かせる。主要な種としては,高性種のアリウム・ギガンテウムA.giganteum Regel(原産イラン,大球性巨花で濃藤色,小花およそ2000輪以上)(イラスト)をはじめ,アリウム・シューベルティイA.schubertii Zucc.(原産パレスティナ,巨大輪淡紫色,中型),アリウム・スファエロセファルムA.sphaerocephalum L.(俗称は丹頂,原産西ヨーロッパ,イラン,紅紫色,小球性矮性種),アリウム・オレオフィルムA.oreophilum Meyer(原産カフカス,桃紅色),アリウム・カラタビエンセA.karataviense Regel(原産トルコ,白に淡桃緑色,大球性)などがある。普通10~11月,排水良好な日当りのよい土地に球根の直径の2倍くらいの間隔に植え込み,覆土は深めにする。…

※「丹頂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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