ネオラマルキズム(英語表記)Neo-Lamarckism

翻訳|Neo-Lamarckism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ネオラマルキズム
Neo-Lamarckism

J.ラマルクの考えを修正した進化学。 A.パッカードの造語。 C.ダーウィンの進化学説が提出されたのち,ラマルク思想が復活した。ラマルクの説中,獲得形質遺伝を主張する立場が代表的であるが,より根本的には,生物にみられる前進的発達の生命力を進化の推進力と考えようとする思想を意味する。この場合,進化的変化の実現の機構として,自然選択説を部分的に採用している。これを唱えた生物学者には A.ハイアット,E.コープ,パッカード,H.オズボーンらがあり,イギリスの劇作家 G.B.ショー,フランスの哲学者 H.ベルグソンも,生命力の肯定という意味で,この種の立場の主張者としてよい。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ネオ‐ラマルキズム

〘名〙 (neo-Lamarckism) 進化学説の一つ。フランスの進化論者ラマルクの主張した用不用説を認め、生物は環境から著しく影響を受けて変化し、その変化は遺伝し、それが累積して生物の進化が起こるという説。ネオダーウィニズムに反対して、スペンサー、コープらによって主張された。

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世界大百科事典内のネオラマルキズムの言及

【ラマルキズム】より

…C.ダーウィンによる進化論の確立以後,ラマルクの母国フランスではジアールA.M.Giard,ラボーE.Rabaudなどのラマルク派の学者が出て,おもに獲得形質の遺伝を主張した。アメリカではパッカードA.S.Packardが1885年に,ラマルキズムの発展としてのネオラマルキズムneo‐Lamarckismを主張したが,ネオ(新)の意味は明確ではない。アメリカの古生物学者ハイアットA.Hyatt,E.D.コープ,H.F.オズボーンはラマルク派にかぞえられる。…

※「ネオラマルキズム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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