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ネルーダ ネルーダPablo Neruda

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デジタル大辞泉の解説

ネルーダ(Pablo Neruda)

[1904~1973]チリの詩人。シュールレアリスム的作風を経て、社会的テーマを追求。1971年ノーベル文学賞受賞。作「二十の愛の詩と一つの絶望の歌」「大いなる歌」など。

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百科事典マイペディアの解説

ネルーダ

チリの詩人。チリ南部のパラルに生まれ,10代前半で詩作を開始し,その後首都に出る。《たそがれ》(1923年)や,官能の悦びと不安を歌った《二十の愛の詩と一つの絶望の歌》(1924年)で早くも詩壇で頭角をあらわす。
→関連項目ベリオ

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世界大百科事典 第2版の解説

ネルーダ【Pablo Neruda】

1904‐73
チリの詩人。1920年代に象徴派風の憂愁にみちた《たそがれ》(1923)や,官能の喜びと不安をうたった《二十の愛の詩と一つの絶望の歌》(1924)で詩壇に登場。次いで《無限の人間の試み》(1925),《住民と希望について》(1926),《熱狂的な投石兵》(1933)を発表した後,外交官としてインドに赴き,この東洋体験とシュルレアリスムの影響の下に,宇宙的な神秘性と形而上的な苦悶をひそめた傑作《地上のすみか》(1933)を世に送った。

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大辞林 第三版の解説

ネルーダ【Pablo Neruda】

1904~1973) チリの詩人。近代派や超現実主義の影響を受け、愛や新大陸の自然、歴史を宇宙論的規模にうたいあげた。また政治的関心も深く、政治詩も多い。代表作「マチュピチュの頂」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ネルーダ
ねるーだ
Pablo Neruda
(1904―1973)

チリの詩人。本名はRicardo Neftari Reyes Basoalto。ポールベルレーヌチェコの作家ヤン・ネルダからとった筆名を、1946年に本名とする。中部のパラールで鉄道員の父親と教員の母親の間に生まれ、母親の死後、南部のテムコに移住。辺境の荒々しく魅惑的な自然は彼の詩作の源泉となった。1921年、フランス語教師を目ざし、サンティアゴの大学に入学。学生連盟主催のコンクール優勝作『祭りの歌』(1921)や処女詩集『たそがれの歌』(1923)は、近代派の影が色濃い。しかし、当時、純粋詩への反動として現れた新ロマン主義の傾向をもつ『二十の愛の詩と一つの絶望の歌』(1924)は、女性の肉体を「自然」に例えた大胆な表現により、近代主義を超え、青年たちの間に反響をよぶとともに、今日も多くの読者をもっている。『無限の人間の試み』(1925~1926)や、外交官として東南アジアアルゼンチンスペインを巡るなかでおもに書かれた『地上の住処(すみか)』(1931~1935)では、シュルレアリスムおよび表現主義に近づいている。後者に現れるのは崩壊する世界、廃墟(はいきょ)であり、ペシミズムと苦悩の混沌(こんとん)のなかに深く身を沈める詩人の姿である。スペインで「27年世代」と交遊しつつ、詩誌『詩のための緑の馬』を主宰、そのなかで純粋詩を攻撃し、「不純粋詩」を唱えた。遭遇した内戦を機に、現実直視、人類連帯を志向する姿勢が現れる。『第三の住処』(1947)に含まれる『心の中のスペイン』(1937)は社会派詩人としての変化を示す詩集である。
 その後、共産党に入党するとともに、上院議員にもなり、アメリカ大陸や人類に対する愛を歌った叙事詩、『大いなる歌』(1950)を書く。傑作『マチュピチュの頂(いただき)』はそのなかに含まれている。続く単純素朴な世界を扱った『基本的なオード』を経て、オプティミズムに満ちた『百の愛のソネット』(1959)や、祖国チリの自然とその神秘や、自伝、政治などのテーマを多様な形式で書き続けた。アジェンデ政権成立(1970)後はフランス大使をも務めた。1950年スターリン平和賞、1971年にノーベル文学賞を受賞したが、1973年、クーデターの最中に病没した。[野谷文昭]
『本川誠二訳『ネルーダ回想録――わが生涯の告白』(1976・三笠書房) ▽羽出庭梟編・訳『ネルーダ詩集』(『世界現代詩集』所収・1964・飯塚書店) ▽大島博光編・訳『ネルーダ詩集』(『世界の詩集20』所収・1971・角川書店) ▽荒井正道他訳『パブロ・ネルーダ ハインリッヒ・ベル』(『ノーベル賞文学全集25』所収・1973・主婦の友社)』

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世界大百科事典内のネルーダの言及

【チリ】より

…同じ年齢の生徒が小学校4年まで進学する比率は,1980年の男子78%,女子81%から90年には男女とも95%に上昇している。 芸術・文化活動も盛んで,詩人のガブリエラ・ミストラルとパブロ・ネルーダが1945年と71年にそれぞれノーベル文学賞を受賞している。《夜のみだらな鳥》で知られるシュルレアリスムの小説家ドノソJosé Donoso(1924‐96),ピアノ奏者のアラウClaudio Arrau(1903‐91)も,世界にその名を知られている。…

【反ファシズム】より

…外国からの参加者には,ハインリッヒ・マン,ブレヒト,ムージル,ゼーガース,ハクスリー,バーベリ,エレンブルグらがいた。〈作家会議〉は,翌年ロンドンで書記局総会,37年7月内戦下のマドリードとパリで第2回大会を開催し,さらにネルーダ,スペンダー,オーデンらの参加をみた。と同時に,1936年のスペイン,フランスにおける人民戦線政府の成立が,こうした知識人の国際的な連帯感を強化し,同年7月に始まるスペイン内乱に際しては,義勇兵として直接戦闘に参加したマルロー,シモーヌ・ベイユ,オーウェル,コンフォードらをはじめ,J.R.ブロック,ヘミングウェー,エレンブルグなど多くの知識人をスペインに赴かせた。…

※「ネルーダ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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