サンチアゴ(その他表記)Santiago

翻訳|Santiago

デジタル大辞泉 「サンチアゴ」の意味・読み・例文・類語

サンチアゴ(Santiago)

サンティアゴ

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精選版 日本国語大辞典 「サンチアゴ」の意味・読み・例文・類語

サンチアゴ

  1. ( Santiago )[ 異表記 ] サンティアゴ チリ共和国の首都。一五四一年スペイン人が建設。アンデス山脈中央部の高原盆地にあり、西方約一五〇キロメートルの太平洋岸に外港バルパライソがある。農畜産物の集散地で、織物・皮革加工業などが盛ん。

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改訂新版 世界大百科事典 「サンチアゴ」の意味・わかりやすい解説

サンチアゴ
Santiago

チリの首都。人口498万1779(2004)。チリ中央部,標高520mの盆地にあり,東側にアンデス山脈がそびえる。西約100kmの太平洋岸には同市の外港,チリ最大のバルパライソ港がある。1541年ペドロ・デ・バルディビアPedro de Valdivia(1497-1553)によって建設され,最初の要塞はサンタ・ルシアの丘に置かれた。気候は地中海式気候であるため夏乾燥しており,降雨は冬の6,7月にある(年350mm)。月平均気温は最高22.2℃(1月),最低8.0℃(6月)で温和である。チリの政治・経済・文化の中心地であり,同市の人口は全国の35.7%を占める。サンチアゴ首都圏地域の生産はチリの国内総生産の42.0%に達し,また工業生産については50.2%を占める(1980)。おもな工業としては繊維,皮革,化学,薬品,機械などがある。サンチアゴはまた地中海性気候のもとで生産されるブドウ,ブドウ酒,その他の果物,野菜などの集散地でもある。マポチョ駅からの鉄道は北のイキケまで,セントラル駅からの鉄道は南のプエルト・モントに至る。国際線・国内線用にアルトゥーロ・メリノ・ベニテス空港がある。また市内には地下鉄が2線建設されている。

 サンチアゴは東に雪のアンデスを望み,北にはサン・クリストバルの丘のある,緑の多い美しい近代都市であり,特に1970年末から多数の新しい高層建築が建てられ,サンタ・ルシアの丘の西側にある古くからの中心地区のほか,プロビデンシア,ラス・コンデスなどの高級住宅地にはヨーロッパ風の街路が見られる。市を東西に延びるアラメダ通り,高級地区のアメリコ・ベスプシオ通り,アンデスからサンチアゴに流れるマポチョ川両岸などは特に美しい。図書館,博物館,市立劇場,チリ大学,カトリック大学,サンチアゴ大学などが市内にある。市の中央にはプラサ・デ・アルマがあり,それを囲んで大聖堂,市庁舎が置かれている。また市内には,オ・ヒギンズ公園をはじめ多くの公園があり,ケーブルカーのあるサン・クリストバルの丘,史跡であるサンタ・ルシアの丘も公園となっており,市民の憩いの場となっている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンチアゴ」の意味・わかりやすい解説

サンチアゴ
Santiago

チリの首都。同国中部,太平洋岸から約 100km内陸にあり,西の海岸山脈,東のアンデス山脈,北のチャカブコ山脈に囲まれた高原に位置する。標高約 520m。地中海性の温暖な気候で,最暖月1月の平均気温 20.6℃,最寒月6月は 8.6℃。年降水量は 400mm以下で,おもに冬季 (5~9月) に降る。古くからインディオが住んでいた地に 1541年スペイン人によって町が建設され,この地方の行政中心地とされたが,植民地時代の発展は緩慢。 1818年のチリ独立に伴ってその首都とされてから本格的に発展し始め,硝石,銅,石炭などの豊かな鉱山業者や不在地主が市に移り住んで高級住宅街ができるとともに,中産階級の住宅地区もしだいに形成されていき,市域は南北および特に西に向かって広がっていった。 20世紀に入って発展はさらに急速に進み,周辺の町や村を次々と合併,農村部からの人口流入もあって人口が急増,現在チリ総人口の3分の1以上が集中する大都市となっており,他の諸都市との間に経済的にも文化的にも著しい格差が生じている。周辺の肥沃な農業地帯に産する穀物,ブドウ,ジャガイモ,豆類などの集散地であるとともに,全国の工業生産の約半分を生産する工業都市であり,食品,繊維,衣料,皮革製品,化学,金属などの工業が立地する。市街はマポチョ川南岸,サンタルシアの丘の西にある旧市街を中心にゆがんだ星形に広がり,植民地時代の古い建築物もわずかに保存されているが,全体的に高層ビルの多い近代的な様相を示す。チリの文化中心地として,チリ大学 (1738サンフェリペ大学として創立,1843改組) ,チリ・カトリカ大学 (1888) ,国立工科大学 (1947) をはじめとする多数の高等教育機関,各種の図書館,博物館,劇場などがある。また南北に細長い国土のほぼ中間に位置し,文字どおりチリの交通中心地となっており,市から南北に幹線道路,鉄道が延び,また西の太平洋岸の港サンアントニオとバルパライソへも道路と鉄道が通じている。東はアンデスに妨げられるため,市から直接延びる道路としては山間の保養地へ通じる短い道路だけであるが,バルパライソからメンドサを経てブエノスアイレスへ通じるアンデス横断道路と連絡できる。北西郊にプダウエル国際空港があり,南西郊のロスセリヨス空港は現在国内線用に用いられている。人口 465万6690(2002)。

サンチアゴ
Santiago

正式名称はサンチアゴデロスカバイェロス Santiago de los Caballeros。西インド諸島中部,ドミニカ共和国北西部の都市。シバオ谷中部にあり,ヤケデルノルテ川にのぞむ。ドミニカ第2の都市で,1494年クリストファー・コロンブス (または 1495年その弟バルトロメ) により建設されたといわれる。 1562年地震で破壊されたあと数 km離れた現在地に移転,再建されたが,その後もしばしば地震や火災の被害を受けた。肥沃なシバオ谷の中心地で,たばこ,ラム酒,家具,医薬品,石鹸,皮革,食品などの工業が行われる。市内にはサンルイス要塞,サンチアゴエルマヨル大聖堂,カトリカマドゥレイマエストラ大学などがある。首都サントドミンゴの北西約 140kmにあり,道路で結ばれる。人口 30万 8400 (1986推計) 。

サンチアゴ
Santiago

パナマ中西部の都市。ベラグアス州の州都。アスエロ半島基部の太平洋岸低地に位置する。パナマ最古の集落の一つで,植民地時代に繁栄,当時の美しい建築物が多数残っている。現在周辺の農業地帯に産する米,コーヒー,トウモロコシ,家畜などの集散地。南のモンティホ湾岸に外港プエルトムティスがある。付近に金鉱がある。パンアメリカン・ハイウェーが通る。人口4万 3678 (1990推計) 。

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百科事典マイペディア 「サンチアゴ」の意味・わかりやすい解説

サンチアゴ

サンティアゴ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンチアゴ」の意味・わかりやすい解説

サンチアゴ(ドミニカ共和国)
さんちあご

サンティアゴ(ドミニカ共和国)


サンチアゴ(チリ)
さんちあご

サンティアゴ(チリ)

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