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ノックアウトマウス のっくあうとまうすknock‐out mouse

知恵蔵の解説

ノックアウトマウス

トランスジェニックマウス」のページをご覧ください。

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

デジタル大辞泉の解説

ノックアウト‐マウス(knockout mouse)

ある遺伝子を欠損(あるいは変異)させて、機能しないようにしたマウス。疾病と遺伝子の関係や、ある酵素の欠損が生体にどのような影響を及ぼすか、またその酵素の欠損を生体がどのように補完するかなど、さまざまなメカニズムの研究に用いられている。遺伝子欠損マウス。→トランスジェニック動物

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栄養・生化学辞典の解説

ノックアウトマウス

 遺伝子工学の手法を用いて,特定の遺伝子を機能させない状態にしたマウス.

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大辞林 第三版の解説

ノックアウトマウス【knock-out mouse】

特定の遺伝子を人為的に破壊(ノックアウト)し、その機能を欠失させた変異マウス。疾病のメカニズムなどの解析に用いる。遺伝子欠損マウス。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ノックアウトマウス
knock-out mouse

特定の遺伝子の機能をこわした実験用のマウス。遺伝子の生体内の機能を研究する有力なモデル動物となる。標的となる遺伝子機能の破壊は,塩基配列が非常によく似た2つの DNA間で起る「相同組換え」を利用する。実際は,生殖細胞に分化できるマウスの胚性幹細胞 (ES細胞) を試験管内で培養し,標的遺伝子とよく似た変異遺伝子を相同組換えで導入する。本来の遺伝子がつぶされた (ノックアウト) ES細胞を別のマウス (宿主) の初期胚に戻し,さらに仮親となるマウスの子宮内へ移植する。生れたマウスは宿主由来と ES細胞由来の遺伝子をあわせもったキメラマウスであり,キメラマウスと普通のマウスを交配していけば,ノックアウトマウスができる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ノックアウトマウス
のっくあうとまうす
knock-out mouse

特定の遺伝子のみを人工的に欠如(ノックアウト)させたマウス。これまで実験的に調べられ、生体内での働きが推測の域にあった遺伝子機能の解明などに役だつ実験動物として、医学、生物学などの分野で注目を浴びており、生産、販売を事業展開する企業も出現した。特定遺伝子を壊したマウスの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を受精卵に導入して、正常な細胞とノックアウトされた細胞とが混じったキメラマウスをつくり、何代か掛けあわせて作成されることが多い。すでに脳の情報伝達、筋肉形成に関与する遺伝子などを欠如させた数百種類のノックアウトマウスがつくられているとも報告されており、アルツハイマー病、パーキンソン病など難病のモデル動物や遺伝子治療、新薬の開発への利用が期待される。[飯野和美]
『山田一之編『遺伝子と行動――ミュータントマウスの作製と行動変異の探究』(2003・ナカニシヤ出版) ▽東条英昭著『トランスジェニック動物』(2004・朝倉書店)』

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