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ハダカイワシ ハダカイワシ Diaphus watasei

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハダカイワシ
ハダカイワシ
Diaphus watasei

ハダカイワシハダカイワシ科の海水魚。全長 20cm内外。体は暗褐色で細長く,やや側扁している。きわめてはがれやすい円鱗をもち,漁獲されたもののほとんどは,鱗が側線部を除いて落ちているのでその名がある。

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百科事典マイペディアの解説

ハダカイワシ

ハダカイワシ科の魚の総称。世界で約200種,日本には約70種が知られるが,すべて深海性。豆電球のような発光器を体表にもつ。個体数が多く,夜間に浮上するものもあって,魚類や海獣の食物として水産上重要。

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世界大百科事典 第2版の解説

ハダカイワシ【Diaphus watasei】

ハダカイワシ目ハダカイワシ科の海産魚(イラスト)。体の側面,腹面,眼の周辺に発光器をもつ。うろこが非常にはがれやすく,裸のような状態で採集されることが多いのでハダカイワシと呼ばれる。イワシの名はつくが,イワシ(ニシン目)の仲間ではない。南日本から東南アジア海域,インド洋の陸棚周辺海域の300m以深に生息し,夜間は100m以浅に上昇してくる。背びれと腹びれは体の中心前方で相対し,しりびれは体の後半であぶらびれと相対している。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハダカイワシ
はだかいわし / 裸鰯
lanternfish

硬骨魚綱ハダカイワシ目ハダカイワシ科の総称、またはそのなかの一種。この科の魚類は深海性で目が大きく、大小の多くの発光器を備える。多くの種類は昼間には深く、夜間には海面近くへと数百メートルの垂直移動を行うことが報告されている。体側の発光器はいくつかの群をなして配列し、その位置関係が種類を区別する重要な形質である。頭部には目の周辺をはじめとして大小の発光器が散在し、その色も微妙に異なる。吻(ふん)は側扁(そくへん)し、腹びれは体側にある。鱗(うろこ)は一般に円鱗(えんりん)ではがれやすく、ハダカイワシの和名がつけられているが、まれに櫛鱗(しつりん)をもつ種類もある。背びれは体の中央近くにあり、その後方に脂びれがある。歯は微小で上下両顎(りょうがく)、鋤骨(じょこつ)にみられる。脊椎(せきつい)骨数は28~45個。世界中の深海に分布し、その種類は32属235種ときわめて多い。分類はむずかしい。中形、大形の魚類や海生哺乳(ほにゅう)類の餌(えさ)として重要であり、海洋における食物連鎖の重要な部分を占める。一部を除いて食用とはされない。
 ハダカイワシDiaphus wataseiは、尾柄に発光腺(せん)をもたない。丸く前方を向いた鼻部背側発光器がある。眼前上部発光器をもち、胸部の発光器は5個。肛門(こうもん)上発光器は3個、尾びれ前発光器は4個。背びれと臀(しり)びれは14~16条からなり、側線鱗数は36~38個である。南日本の大陸棚およびその斜面で普通に底引網により採集される。相模(さがみ)湾から、東シナ海、フィリピンまで分布していることが報告されている。[上野輝彌]

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世界大百科事典内のハダカイワシの言及

【深海魚】より


[中・深層遊泳性魚類]
 深海魚は中・深層遊泳性魚類と深海底生性魚類に大別することができる。中・深層遊泳性魚類は,一般に海底から離れて浮遊遊泳生活を行うもので,そのおもなものにハダカイワシ類,ハダカエソ類,ヨコエソ類,テオノエソ類,ホテイエソ類,ホウライエソ類,トカゲハダカ類がある。そのほかにシギウナギ,ソコイワシ,デメエソの仲間,フリソデウオ類,クジラウオ類,ボウエンギョ類,チョウチンアンコウ類,カブトウオ類,フクロウナギ類などの少数群を合わせて合計約1000種が含まれる。…

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