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ハッスナ文化 ハッスナぶんか

百科事典マイペディアの解説

ハッスナ文化【ハッスナぶんか】

メソポタミアの新石器時代文化の一つ。北イラクのハッスナHassuna遺跡を標準とする。ジャルモ期から一歩進んだ初期農耕文化で,円形あるいは方形の日乾煉瓦造の家が作られ,中には,炉や貯蔵穴などが設けられた。農具では撥(ばち)形の石鍬(いしぐわ)が特徴。狩猟も営み,家畜の飼育も行われ,彩文土器(彩陶),刻文土器がみられる。年代は前6千年紀の中葉と推定される。
→関連項目テル・ハラフ

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世界大百科事典 第2版の解説

ハッスナぶんか【ハッスナ文化】

イラク北部のハッスナHassuna遺跡において,イラクの考古総局がロイドS.LloydとサファールF.Safarの指導のもとに,1943,44年に,メソポタミア最古期と考えられた農耕村落を発掘して以来,そのI~V層を標式として設定された文化である。刃だけを磨いた石斧,石鍬,石刃鎌,石皿,穀物,牛・羊・ヤギの骨が,ピゼづくりの家,穀物の貯蔵設備,パン焼竈(かまど)などの遺構からなる村落址から,土偶,粗製および彩文・刻文土器とともに出土し,農耕・牧畜に基づく食糧生産を生業とした初期農耕村落のあり方として世界中から注目された。

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