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バゼドー Basedow, Johann Bernhard

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バゼドー
Basedow, Johann Bernhard

[生]1723.9.11. 〈洗礼〉ハンブルク
[没]1790.7.25. マクデブルク
ドイツ啓蒙期の教育改革者。 J.-J.ルソー,J.ロック,C.ウォルフの影響を受けた。最初,デンマークで神学教授をつとめたが,啓蒙的著述のために講壇を追われ,1768年以降教育改革運動に入った。汎愛主義の立場に立ち,「汎愛学舎」をデッサウに創立。現実主義の教育方法を提唱,自然の学習,体育,手工を学校教育に導入することを主張した。また児童の情操教育も重視した。 H.ゲーリング編の『著作選集』 Ausgewählte Schriften (1880) がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

バゼドー【Johann Bernhard Basedow】

1724‐90
ドイツの教育家汎愛派創始者。ハンブルクに生まれ,ライプチヒ大学で神学を修めた後,家庭教師,リッター・アカデミーやギムナジウムの教師を経験したが,1768年,彼を一躍有名にした《学校と学問および公共福祉へのそれらの影響に関する博愛家および資産家への提言》を公表,次いで70年《父母のための方法書》を刊行した。彼はそれらを通して暗記主義的な当時の学校教育を批判し,教育内容と教授方法の改善の必要を訴えた。

バゼドー【Karl Adolph von Basedow】

1799‐1854
ドイツの医者で,バセドー病の記載者。デッサウ生れ。ハレ大学で学んだのち2年間パリ留学,外科を研修してメルゼブルクの町に落ちつき,地区医官を兼ねて開業した。1840年,眼球突出,甲状腺肥大,心悸亢進を主徴とする症例を報告,これが最初の報告と思われて彼の名前がつけられバセドー病と呼ばれたが,のちに彼以前にもR.J.グレーブズほかが記載していたことがわかり,現在では正式にはグレーブス病という。【中川 米造】

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