コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

バッターニー バッターニー al-Battānī

5件 の用語解説(バッターニーの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バッターニー
バッターニー
al-Battānī

[生]858頃.ハラン
[没]929. サーマッラー
天文学者,数学者。中世ヨーロッパで最も有名なイスラム天文学者で,ラテン名はアルバテグニウス Albategnius (またはアルバテニウス) 。彼が 880年につくった天文表は 1116年頃ラテン語に,13世紀にはスペイン語に翻訳された。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

バッターニー(al-Battānī)

[858?~929]古代イスラムの天文学者。メソポタミア出身。天文観測を行い、太陽の遠地点運動を発見した。アル=バッターニー

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

バッターニー

アラビアの天文学者。アル・バッターニーとも。生没年不詳。9世紀後半から10世紀初めに活躍。ハッラーンの生れ。ラッカで天体を観測,プトレマイオスの観測に修正を加え,太陽年黄道傾斜,歳差のより正しい値を得て,改良した天文表を作った。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

バッターニー【al‐Battānī】

アラビアの天文学者。生没年不詳。メソポタミア北西部のハッラーンに生まれ,ラッカで活躍した。877年から918年にかけ観測を行い,《ジージュ・アッサービー(サービア教徒の天文学宝典)》を著す。プトレマイオスの天文学に基づいているが,主要な数値に自分の観測による成果が見られ,全体の構成も独自のものとなっている。本書は12世紀にラテン語に訳され,レギオモンタヌスコペルニクス,T.ブラーエらに影響を与えた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バッターニー
ばったーにー
Ab ‘Abd Allh Muammad ibn Jbir ibn Sinn al-Raqq al-arrn al-abi al-Battn
(858?―929)

イスラム最大の天文学者の1人。ラテン名はアルバテグニウスAlbategnius。メソポタミアのハラン出身。プトレマイオスK. Ptolemaiosの『四書』Tetrabiblosの注釈書も含め多数の著書があるが、その主著は、ラテン語訳のある星表のついた『星の知識について』De scientia stellarumと、ルネサンスまで影響を及ぼした『星の数と運動について』De numeris stellarum et motibusである。この2書に、彼が877年以来多数の観測を行ったこと、880年に星表を編集し、天文学上の種々な係数を非常に精確にしたこと、太陽の遠地点運動を発見したことなどを書いている。また、そうした天文計算のための三角法の概要が記述されているが、そこでは単に正弦だけでなく正接と余接も正式に使用されている。[平田 寛]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のバッターニーの言及

【アラビア科学】より

…ペルシアやシリアやインドから優れた学者がこのアッバース朝の首都に雲集し,多くの第一級の科学文献がギリシア語やシリア語からアラビア訳され,アラビア科学は華やかに咲きいでた。ギリシア科学の精華の大部分を翻訳したフナイン・ブン・イスハークサービト・ブン・クッラをはじめ,アラビア錬金術の祖であるジャービル・ブン・ハイヤーンやアラビア代数学の出発点をつくったフワーリズミー,正確な観測によりルネサンスにいたるまで西欧天文学にも大きな影響をもったバッターニー,さらにはイスラム圏のみならず,中世全体を通じて最大の臨床医家だったラージーなどが,この期に属する代表的な学者である。 第2の〈全イスラム期〉では,かつてアッバース家によって滅ぼされたウマイヤ朝の王族がスペインに逃れて建てた後ウマイヤ朝においてしだいに文化が興隆し,その勢いは東イスラム圏と覇を競うほどになり,さらにエジプトではファーティマ朝が栄え,ここでも大いに科学文化が振興された。…

【占星術】より

…アブー・マーシャルAbū Ma‘shar(ラテン名アルブマサルAlbumasar。787‐886)やバッターニーが特に有名で,その占星術書は12世紀ころからラテン語訳されてヨーロッパにも知られるようになった。そして15世紀のルネサンスとともに再びヨーロッパに本格的に導入され,隆盛を迎える。…

※「バッターニー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

バッターニーの関連キーワードメソポタミアメソポタミア美術メソポタミア文明アラビア糊メソポーズ青のメソポタミアメソポタミヤの殺人アストゥルラービーザルカールファザーリー

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone