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バナール バナール Bernal, John Desmond

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バナール
バナール
Bernal, John Desmond

[生]1901.5.10. アイルランド,ティペラリー
[没]1971.9.15. ロンドン
イギリス物理学者ケンブリッジ大学に学び,その後ロンドン大学で,物理学教授 (1938~63) ,結晶学教授 (63~68) をつとめた。X線解析によって種々の化合物の原子構造を研究したことで有名。

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百科事典マイペディアの解説

バナール

英国の物理学者。ケンブリッジ大学を出て,1938年―1963年ロンドン大学バークベックカレッジの物理学教授,1963年―1968年ロンドン大学結晶学教授。結晶学,生化学を研究。

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世界大百科事典 第2版の解説

バナール【John Desmond Bernal】

1901‐71
イギリスの物理学者。アイルランド生れ。ケンブリッジ大学で学び,X線回折による結晶構造解析を発展させた。1938年からロンドン大学バークベック・カレッジの物理学教授(1963年から結晶学教授)。タンパク質ウイルスの原子的立体構造の解明に先駆的な指導的役割を果たし,門下からM.F.ペルーツ,D.M.ホジキン,F.H.C.クリックなど分子生物学関係のノーベル賞受賞者が輩出した。 若い時から科学技術と産業,経済,政治の関係に深い関心をもち,処女著作《宇宙・肉体・悪魔The World,the Flesh and the Devil》(1927)は,人工臓器や宇宙植民を柱とする人類未来論の先駆となった。

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大辞林 第三版の解説

バナール【John Desmond Bernal】

1901~1971) イギリスの物理学者。 X 線を用いた結晶構造の研究を行い、水の構造や生体物質の構造解析に貢献。科学と社会の関係の考察でも知られる。著「科学の社会的機能」「歴史における科学」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バナール
ばなーる
John Desmond Bernal
(1901―1971)

イギリスの物理化学者、科学史家。バークベック・カレッジ教授となり、X線結晶学者として、鉱物質だけではなく、アミノ酸ビタミン、タンパク質などの構造解析を進め、とくに水の液体構造に関する研究(1933)はその代表的なもので、今日なお進みつつある研究の第一歩となった。バナールは一般には科学史家として広く知られ、『歴史における科学』(1954)、『科学と産業』(1953)などの書物は邦訳され、広範に読まれている。とくに前者は科学史と社会史を統一的観点からとらえた、その代表作である。彼は、第二次世界大戦後、世界平和評議会の副議長となり、また、世界科学者連盟の副会長を務めるなど、世界の平和運動に大きく貢献した。[荒川 泓]
『J・D・バナール著、坂田昌一他訳『科学の社会的機能』(1951・創元社) ▽菅原仰訳『科学と産業』(1956・岩波書店) ▽J・D・バナール著、鎮目恭夫訳『戦争のない世界』(1959・岩波書店) ▽鎮目恭夫訳『歴史における科学』(1967・みすず書房)』

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世界大百科事典内のバナールの言及

【科学史】より

…邦題《中世から近代への科学史》)やH.バターフィールド《近代科学の起源》(1949)などの著作が現れた。さらには,こうした学説の史的展開のみを扱う〈内部史internal history〉に対して,主としてマルクス主義の立場から,科学を社会的,経済的な文脈から眺めようとする〈外部史external history〉の主張として,ヘッセンB.Hessenの論文《ニュートンの“プリンキピア”の社会・経済的基礎》(1931)やJ.D.バナールの《科学の社会的機能》(1939)なども世に問われている。 科学史における新しい波は,1960年代に入って現れた。…

【教育学】より


【科学としての教育学】
 このように教育学(ペダゴジー)は発展してきたが,社会科学の一つとしての教育科学という自覚が起こってきたのは遅れ,19世紀から20世紀にかけてである。大著《歴史における科学》(1954)で人類の科学の歴史をたどってきたJ.D.バナールはその最終章を〈第1次大戦後の社会科学〉とし,その一節として〈教育の科学〉をあげ,〈他の社会科学からやや離れて立ち科学的立場がさらに不確かな所に教育学がある〉とし,経済学,政治学,社会学などについで,教育学が社会科学として登場したと見たのである。その教育学では,理想的にいえば,誕生から死までの社会適応のための訓練過程と,人間がその社会を最善に利用または変革することを学びとる過程との総体が扱われるべきだとされた。…

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