コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

バルチュス

3件 の用語解説(バルチュスの意味・用語解説を検索)

百科事典マイペディアの解説

バルチュス

フランスの画家。本名バルタザールクロソウスキー・ド・ローラBalthasar Klossowski de Rola。美術史家の父と画家の母親の間にパリで生まれ,詩人ライナーマリアリルケとも交流のあった環境に育つ。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

バルチュス【Balthus】

1908‐2001
フランスの画家。本名バルタザール・クロソウスキー・ド・ローラBalthasar Klossowski de Rola。作家P.クロソウスキーの弟。ポーランド系の両親のもとにパリで生まれる。恵まれた家庭で絵画を独習。1930年代からシュルレアリストたちと交友。堅固な構図と重厚な画肌によって日常的な光景や少女像を描き,奇妙に官能的な白昼夢を現出させる。61‐76年ローマのフランス・アカデミー院長を務めた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バルチュス
ばるちゅす
Balthus
(1908―2001)

画家。本名バルタザール・クロソウスキー・ド・ローラBalthazar Klossowski de Rola。ポーランド貴族の流れをくむ旧家の次男としてパリに生まれる。両親も画家であり、兄ピエールは作家。幼いころから絵画を独習し、13歳のときリルケの序文を伴う素描集『ミツ』を刊行した。1934年にパリのピエール画廊で最初の個展を開き、シュルレアリストたちから注目を浴びるが、彼らの運動に加わることはなかった。作品の題材として選ばれるのは街路や室内、風景などのごく日常的な光景や人物であるが、画面は現実の世界から切り離されたかのような不思議雰囲気をまとう。初期ルネサンス絵画や東洋美術への深い造詣(ぞうけい)に裏打ちされた古典的な技法や構図と、シュルレアリスムにも通じるような謎めいたエロティシズムに満ちたイメージで、独自の具象絵画を確立し、20世紀の美術史のなかで孤高の位置を占めている。61~77年、文化相アンドレ・マルローAndr Malraux(1901―76)の要請でローマのアカデミー・ド・フランス館長を務める。代表作に『美しい日々』(1944~46)、『コメルス・サン・タンドレ小路』(1952~54)などがある。スイス南東部ロシニエールの自宅で死去。[大谷省吾]
『クロード・ロワ著、與謝野文子訳『バルテュス 生涯と作品』(1997・河出書房新社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

バルチュスの関連キーワードクルーエプーサンフランスルドンバルテュスコペーフランスソワールマンデスフランスぶらんこの絶好のチャンスマティスの肖像

今日のキーワード

日本政策投資銀行

1999年に日本開発銀行と北海道東北開発公庫を統合し、発足した政府系総合政策金融機関。一般の金融機関が行なう金融などを補完・奨励し、長期資金の供給などを行ない、日本の経済社会政策に金融上で寄与していく...

続きを読む

コトバンク for iPhone

バルチュスの関連情報