バルテュス(その他表記)Balthus

デジタル大辞泉 「バルテュス」の意味・読み・例文・類語

バルテュス(Balthus)

[1908~2001]フランス画家。本名バルタザール=クロソウスキー=ド=ローラ(Balthazar Klossowski de Rola)。シュールレアリスム傾向の強い作風で、少女像や街路室内光景などを描く。「コメルス‐サンタンドレの横丁」「アリス」「通り」「山」など。バルチュス

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バルテュス」の意味・わかりやすい解説

バルテュス
Balthus

[生]1908.2.29. フランス,パリ
[没]2001.2.18. スイス,ロシニエール
フランスの画家。本名 Balthazar Klossowski。20世紀を代表する具象画家で,街の風景,画家仲間の肖像,エロティックな少女像などで知られる。ポーランド人の芸術家夫妻の息子として生まれた。おおむね独学で画家になり,古典美術の巨匠ピエロ・デラ・フランチェスカやニコラ・プーサンの影響を受けた。16歳でネコを描いた画集『ミツ』Mitsouを出版,母の友人であるドイツの作家で詩人ライナー・マリーア・リルケ序文を寄せた。1924年パリに移り,1934年に同地で初の個展を開催。1938~77年にニューヨークのピエール・マティス・ギャラリーで 8回,1956年ニューヨーク近代美術館 MOMAで個展を開催。1961~77年ローマのフランスアカデミー館長を務め,その間に日本人アーティスト出田節子と再婚する。1983年にジョルジュ・ポンピドー国立芸術文化センター,翌 1984年に MOMAで大回顧展が開催された。1977年からスイスに住み,創作を続けた。代表作には,年上女性の膝に少女が横たわる『ギター・レッスン』(1934),徹底した写実幻想を織り交ぜた『山』(1937)など。

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367日誕生日大事典 「バルテュス」の解説

バルテュス

生年月日:1908年2月29日
フランスの画家
2001年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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