バンティング(Basil Bunting)(読み)ばんてぃんぐ(英語表記)Basil Bunting

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

バンティング(Basil Bunting)
ばんてぃんぐ
Basil Bunting
(1900―1985)

イギリス詩人ノーサンバーランドに生まれ、ロンドン大学に学ぶ。クェーカー教徒として育ち、第一次世界大戦後、良心的兵役拒否者として獄中生活を送った。エズラ・パウンドに師事し、ことばの響きや詩の音楽的構成重視などにその影響がみられるが、一方故郷風物に強い愛着をもつなど、伝統的な一面もある。自伝的長編詩『ブリッグフラッツ』(1966)、『詩集』(1968)などがある。

[山中信夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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