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航空医学 こうくういがく aviation medicine

翻訳|aviation medicine

5件 の用語解説(航空医学の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

航空医学
こうくういがく
aviation medicine

航空に伴う異常な環境条件,すなわち,低圧,低温,低酸素,騒音,振動,動揺,加速度,宇宙線,緊張持続などに対する人体の適応や諸問題を研究する医学。航空に伴って発生する疾病状態を航空病というが,これは減圧,低酸素,動揺,加速度などが原因となって生じるものであり,腸内ガス膨満,呼吸困難,大脳の機能障害,耳痛,乗物酔い意識障害などを起す。

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デジタル大辞泉の解説

こうくう‐いがく〔カウクウ‐〕【航空医学】

飛行に際して環境の変化などによる身体的、精神的影響や適応性、また、その対策などを研究する医学の分野。

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百科事典マイペディアの解説

航空医学【こうくういがく】

航空に伴う種々の特殊環境すなわち低圧,低酸素分圧,動揺,加速度,緊張持続,宇宙線などの身体に及ぼす影響を研究し,その治療,対策を講じる医学の一分野。航空機乗組員適性検査も含む。
→関連項目航空航空宇宙精神医学

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世界大百科事典 第2版の解説

こうくういがく【航空医学 aviation medicine】

航空機が飛行する上空の環境は,高度が上がるほど空気が希薄となり,気圧や気温が低下する。無防備のまま上昇すると,人体は平地では遭遇することのなかった異常な環境にさらされることになる。また,高速で飛行する航空機の特性上,加速度,振動,動揺,騒音などのため,搭乗者は生理的にも心理的にも過大なストレスをうけて病的症状が発現する。航空医学は,これらの症状発現の原因や機序をしらべ,飛行の安全を確保するための予防対策や処置法を確立するために発達した医学の一分野である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

航空医学
こうくういがく
aviation medicine

航空医学とは航空に関する医学的問題を研究する医学の特殊分野である。すなわち、航空機乗組員および乗客に対する医学的諸問題に関して、基礎医学臨床医学、その他関連科学の分野から研究し、応用していく医学である。最近では、宇宙飛行時の無重量医学、月の低重力医学を加え、航空宇宙医学と称することが多い。厳しい航空環境に対し、生命の安全を図り、快適な飛行をするにはどうすればよいか、乗員の航空適性検査とその健康管理、あるいは航空計器や操縦装置のあり方などを研究し、航空安全を確保するのがその目的である。また、航空事故が起きたときには、事故の人的要因を調査し、乗員、乗客の救難対策を実施していく。したがって、航空医学に関する重要テーマとしては、(1)航空宇宙環境(大気、気温、気圧、騒音、振動、紫外線オゾン、宇宙放射線)、(2)航空生理(低酸素症、減圧症、加速度病、衝撃)、(3)航空心理学(航空機に関連した視覚、聴覚、飛行錯覚、空間識失調)、(4)航空適性(航空身体検査および心理検査)、(5)航空人間工学(航空計器、操縦装置、警報の設計と配列)、(6)機内の生命維持(与圧室、与圧服、酸素吸入装置)、(7)航空事故の人的要因(不注意、航空神経症、航空疲労)、(8)航空事故および潜在事故の医学的調査、(9)脱出および救難(落下傘降下の生理、海洋上の救難)、(10)訓練(航空生理訓練、与圧室訓練)、(11)航空健康管理(操縦者の心身の健康管理、乗客の身体的搭乗制限)、(12)傷病者の空中輸送、などがあげられる。最近では、航空食、宇宙食、民間航空機では機内食の衛生なども重視されている。
 航空宇宙医学の研究所は、アメリカの10余の研究所をはじめ、全世界に40余の研究所がある。日本には、航空自衛隊の航空医学実験隊、名古屋大学の環境医学研究所(航空医学および心理学の研究室)、東京慈恵会医科大学の宇宙医学研究室がある。[横堀 栄]

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