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パパイン papain

翻訳|papain

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パパイン
papain

パパイアの果実乳液から抽出される蛋白質分解酵素の一種で,蛋白質の分析用としてあるいは肉の軟化剤などに用いられる。中性前後でよく作用するが,至適 pHは 5.0。市販の製品は,その 35倍量の赤肉を消化でき,精製品はその 200~300倍量の凝固卵白を消化する。消化は 60~90℃でよく進行するが,一般に 65℃が至適温度。結晶製品も得られているが,粗製品は食肉の柔軟化,飲料物の清澄剤などとして用いられる。

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大辞林 第三版の解説

パパイン【papain】

パパイアの果肉に含まれているタンパク質分解酵素。消化薬やビールの清澄剤などに用いる。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内のパパインの言及

【酵素剤】より


[加水分解酵素類の消化薬としての応用]
 この目的にはさまざまの動植物起源,微生物起源のデンプン,タンパク質,脂肪などに対する加水分解酵素が使われる。一般的なものとしては,ウシやブタの膵臓から抽出したパンクレアチン(デンプン,タンパク質消化を主とし,脂肪消化作用ももつ),各種のジアスターゼ類(発芽中のオオムギ,コウジカビなどからのデンプン消化酵素が主体),パパイアの果汁からのパパイン(タンパク質消化酵素)などがよく知られている。また,乳糖不耐性の乳児(小腸に固有の消化酵素であるラクターゼの遺伝的欠損によってミルク中の乳糖が消化されず,下痢を起こしやすい)に対する補充療法剤としてのβ‐ガラクトシダーゼ(ラクターゼと同様に乳糖を消化しうる酵素)もこのカテゴリーに入る酵素剤である。…

【消化薬】より


[消化酵素剤]
 現在多数の製品が市販されているが,これらは次のように大別することができる。(1)動物性消化酵素 ペプシン,パンクレアチンなど,(2)植物性消化酵素 ジアスターゼ,パパインなど,(3)微生物性消化酵素 タカヂアスターゼ(商品名),サナクターゼなど,(4)配合消化酵素剤 各種のタンパク質分解酵素,炭水化物分解酵素,脂肪分解酵素の組合せ,ならびに健胃薬や胆汁酸を配合した製剤。 (1)動物性消化酵素のペプシンは,胃に存在するプロテアーゼで,消化薬としてはウシまたはブタの胃粘膜から抽出したペプシンに乳糖を混合した含糖ペプシンが用いられる。…

※「パパイン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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