コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

パラチオン パラチオン parathion

翻訳|parathion

7件 の用語解説(パラチオンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パラチオン
パラチオン
parathion

C10H14NO5PS 。殺虫剤。沸点 157~162℃/0.6mmHg の黄色液体。三塩化リン,硫黄,アルコールナトリウム,ニトロフェノールを原料として合成。リンを含み多くの有機溶媒に可溶な化合物。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

パラチオン(parathion)

有機燐(ゆうきりん)系の農業用殺虫剤。褐色でニンニク臭のある液体。稲の二化螟虫(にかめいちゅう)などの駆除に用いられたが、毒性が強く、現在は日本では使用禁止。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

パラチオン

有機リン酸エステル系殺虫農薬の一種。きわめて殺虫力が強く,適用範囲が広い。接触毒,食毒,ガス毒があり,浸透性が強い。日本ではメイチュウなどイネの害虫防除に大きく貢献したが,人畜毒性が強大で危険なため,1969年で生産中止,1971年で使用禁止。
→関連項目EPN殺虫剤マラソン(農薬)

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

栄養・生化学辞典の解説

パラチオン

 C10H14NO5PS (mw291.26).

 有機リン殺虫剤の一つ.現在は使用が禁止されている.

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

パラチオン【parathion】

1944年ドイツのバイエル社のシュラーダーG.Schraderらによって開発された有機リン酸エステル系殺虫剤で,以後,多数の同族体が開発された。無色,無臭の油状物質で,きわめて強力な殺虫作用を示し,とくにニカメイチュウ,シンクイムシ,ウンカ,ヨコバイ,カメムシ,アブラムシなど稲作害虫に対する効果が大きい。51年にバイエル社からホリドールFolidolという商品名で日本に輸入され,多量に使用されたが,人畜に対する急性毒性50%致死量LD50=6mg/kg(マウス,経口)と著しく高い欠点を有し,さらにその後の開発研究によって低毒性の有機リン酸エステル類が続々と開発されたため,日本では69年にその製造が中止され,71年に使用禁止となった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

パラチオン【parathion】

農薬の一。有機リン殺虫剤。化学式 C10H14NO5PS 無色・無臭の液体。工業製品は黄褐色でニンニク臭をもった液体。毒性がきわめて強く、現在日本では使用禁止。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

パラチオン
ぱらちおん
parathion

化学名O,O-diethyl-O-p-nitrophenylthiophosphateの国際的標準名。1944年にドイツで発明され、日本へはホリドールHolidolの商標名で輸入され、1952年(昭和27)からイネのニカメイガなどの防除に卓効があるので全国的に使われた。1958年から住友化学工業(現、住友化学)によって国産化され、多くの農薬会社が原薬を購入して製剤として発売した。農業の振興(食糧増産)に非常に役だったが、中毒者などの多発により、1971年から日本では使用が禁止された。[村田道雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

パラチオンの関連キーワードシュライエルマッハーバイエルウィディアボラピュークワイアシュトラースカルミナ・ブラーナドイツ・レクイエムバイエルン国立管弦楽団バイエルン国立バレエ団フィスラー

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone

パラチオンの関連情報