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脈拍や鼓動のように血液の流れや電圧の値などが律動的に変化する現象をいう。パルスは通常、時間の推移に従って物理量が周期的、かつ過渡的に変化することをいうが、時間以外の次元を基準とするパルスも存在するから、その場合には、たとえばスペースパルスというように次元を明白にする必要がある。すべてのパルスに共通な性質は、ある定常な状態(零でなくてもよい)から急速に変化し、有限の期間持続し、もとの状態に急速に復帰するような変化を繰り返すことである。パルスは主として通信装置に使用されている。レーダーやロランのような航法装置に使用されている電波は、電波自体がパルス状を呈しているが、PCM(パルス符号変調)、PSK(フェイズ・シフト・キーイング)では電波は持続しており、これを変調する信号のほうがパルスなのである。コンピュータではパルスはクロックパルス、制御パルスとして、あるいは符号を構成して記憶や演算が遂行される。
[石島 巖]
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…各分野の代表的画家としては,風景画では冬景色のアーフェルカンプ,川岸風景のファン・ホイエン,平原眺望のコーニンクPhilips Koninck(1619‐88),夜景のファン・デル・ネールAert van der Neer(1603ころ‐77),牧畜風景のカイプとポッテル,イタリア風景のボトJan Both(1618ころ‐52)とベルヘムNicolaes Berchem(1620‐83),海景のファン・デ・カペレJan van de Cappelle(1626‐79)およびファン・デ・フェルデ,風俗画では農民画のファン・オスターデAdriaen van Ostade(1610‐85),中流家庭の生活を扱ったデ・ホーホ,メツーGabriel Metsu(1629‐67),テルボルフ,愉快な教訓画のステーン,静物画では軽食画のヘーダWillem Claesz.Heda(1594‐1680),果物や豪奢な食器を得意としたカルフ,動物画ではドンデクーテルMelchior d’Hondecoeter(1636‐95),建築画では教会内部のサーンレダム,デ・ウィッテEmanuel de Witte(1618ころ‐92),街景のファン・デル・ヘイデンなどの名が挙げられる。16世紀以来オランダに特有の集団肖像画の課題にみごとな解決を与え,瞬間性の強調によってモデルの実在感を飛躍的に高めた肖像画家ハルス,観察と明晰な秩序に稀有の調和をもたらし,静謐な室内の女性の姿を永遠の相の下に描いたフェルメール,自然の本質を損ねることなくパトスと詩情を宿した壮大な風景画を創造したヤコプ・ファン・ロイスダールの3人は特に傑出した存在であるが,彼らにしてもその主題の範囲は決して広くはない。こうした風潮の中でレンブラントはただひとり各種の分野に取り組み,とりわけ宗教画と肖像画において鋭い人間性の洞察に基づく内面的表現を展開した。…
※「パルス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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