パルティア美術(読み)パルティアびじゅつ

世界大百科事典 第2版「パルティア美術」の解説

パルティアびじゅつ【パルティア美術】

パルティア美術とは,アルサケス朝(前247‐後226ころ)下の西アジアに栄えた美術をいうが,必ずしもパルティア人の手になるものではない。前期後期に大別される。前者(前3世紀~前1世紀)はギリシア美術からの影響がきわめて強い。後者(1世紀~3世紀)ではギリシア的特色が後退し,それに代わってアケメネス朝,パルティアなどのイラン系民族や土着民族(例,エリュマイスElymais王国,隊商都市ハトラ)の趣向ないし美意識が顕著となっている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

巡視船

海上保安庁に所属し海上の警備と救難業務を行なう船。外洋で行動する大型で航洋性があるものを巡視船といい,港内や湾内などのかぎられた水域で行動する 100総t程度以下の小型のものを巡視艇と呼ぶ。武器として...

巡視船の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android