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ヒメジャノメ Mycalesis gotama

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヒメジャノメ
Mycalesis gotama

鱗翅目ジャノメチョウ科。前翅長 24mm内外。翅表は暗黄褐色。裏面は灰褐色で,前後翅とも中央に灰白色の横帯が1本ずつあり,前翅に2~3個,後翅に6個の眼状紋がある。翅表では前翅の大小2紋以外は不明瞭である。雄は後翅前縁に毛束をもつが雌では欠く。幼虫はイネ科植物を食べ,成虫は年2~4回出現する。日本全土,台湾,朝鮮,中国,インドシナ半島,ミャンマーなどに分布する。多くの亜種に分けられ,北海道,本州,四国,九州に産するものを亜種 M.g.fulginia,先島諸島 (宮古・八重山諸島) 産を M.g.madjicosaという。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒメジャノメ
ひめじゃのめ / 姫蛇目蝶
Chinese bushbrown
[学]Mycalesis gotama

昆虫綱鱗翅(りんし)目ジャノメチョウ科に属するチョウ。北海道南西部より九州の屋久(やく)島に至る各地に広く分布し、本州中部以南の暖地ではジャノメチョウ科中の最普通種の一つである。奄美(あまみ)大島より八重山(やえやま)列島に産するものは、近年リュウキュウヒメジャノメという別種として扱われるようになった。はねの開張53ミリ内外。分布の北限に近い青森県あたりでは年2回の発生(第一化は6月中旬から7月上旬、第二化は8月中旬から9月上旬)で、本州中部の平地(たとえば愛知県)では年3回の発生(5月下旬から7月上旬、7月中旬から9月上旬、9月上旬から10月下旬)。幼虫の状態で冬を越す。幼虫の食草はイネを含むイネ科の雑草である。[白水 隆]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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