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ヒルムシロ

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百科事典マイペディアの解説

ヒルムシロ

ヒルムシロ科の多年生の浮遊性水草。日本全土,東アジアに分布し,湖沼や河川などの水中にはえる。茎は泥中の根茎から出て長さは水深によって変わり,10〜300cm,沈水葉は細長く,浮葉は長楕円形で長い柄がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ヒルムシロ【Potamogeton distinctus Bennett】

池や沼に生えるヒルムシロ科多年草イラスト)。根茎は水底の泥の中を横にはい,一節おきに水中茎を分枝する。水中茎は下部に沈水葉,上部に浮水葉をつける。葉のほとんどは互生するが,花序の直下につく浮水葉は対生する。葉柄の長さは水深によって異なり,5cmから20cmに達する。沈水葉の葉身は披針形で,薄く半透明,長さ15cm,幅2.5cmになる。浮水葉の葉身は長楕円形で,長さ5~10cm,幅2~4cm,表面は緑色でつやがあり,裏面は黄緑色である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒルムシロ
ひるむしろ / 蛭蓆
[学]Potamogeton distinctus A. Benn.

ヒルムシロ科の浮葉性多年草。池沼や小川および水田など、水深1メートル以内の浅水中に群生する。種子および根茎の先端に生じる殖芽で越冬する。根茎は泥中を横走し、節から白色で糸状の根と水中茎を出す。水深により水中茎の長さが異なり、普通10~60センチメートル、ときに3.5メートルに及ぶ。水中葉は互生し、狭長披針(ひしん)形で全縁。水流の強弱により葉柄と葉身の長さや形が異なる。浮葉は平滑で光沢がある。5~10月、黄褐色を帯びた2~6センチメートルの穂状花序を水面上に出す。果実は広卵形の堅果で長さ3~4ミリメートル。水田の雑草として知られ、日本およびアジア東部に分布する。名は、浮葉の形をヒルの休む蓆(むしろ)に例えたもの。[大滝末男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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