ビジョン(読み)びじょん

ナビゲート ビジネス基本用語集の解説

ビジョン

将来のある時点でどのような発展を遂げていたか、成長していたいかなどの構想未来像。またそれらを文章などで描いたもの。会社全体の未来像を経営ビジョン、事業の未来像は事業ビジョン、組織は組織ビジョンなどと呼ばれる。また個人の将来像を指してキャリアビジョン、自己成長ビジョンなどということもある。

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デジタル大辞泉の解説

ビジョン(vision)

将来の構想。展望。また、将来を見通す力。洞察力。「リーダーにビジョンがない」「ビジョンを掲げる」
視覚視力。また、視覚による映像。

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大辞林 第三版の解説

ビジョン【vision】

将来のあるべき姿を描いたもの。将来の見通し。構想。未来図。未来像。 「福祉国家の-を示す」
幻想。幻影。まぼろし。
視覚。視力。視野。
見えるもの。光景。ありさま。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ビジョン
びじょん
A Vision

アイルランドの詩人・劇作家イェーツの魔術的な思想体系の書(限定版1925、改訂増補版1937)。妻が霊の指示によって書いた草稿をもとに、ネオプラトニズム、オカルティズム、心霊学、占星術、輪廻(りんね)思想からも多くを取り入れ、独自の統合を試みた。万物は対立相克を永遠に反復しつつ変転するという、ヘラクレイトス以来の異教的な主張がその根底にある。体系の内容は複雑で難解だが、大別すれば、人間の性格判断と分類、ビコらの循環歴史哲学を援用した終末的文明論、魂の転生過程の考察などに分かれる。本書はイェーツの詩的想像力に神話的な骨格を与えた。また、人間の性格と文明の周期を説明する月齢28相大車輪図や、2個の螺旋(らせん)体渦巻運動の組合せは、後期の詩に重要なイメージとモチーフを提供した。[高松雄一]
『島津彬郎訳『幻想録』(1978・パシフィカ) ▽鈴木弘訳『ヴィジョン』(1978・北星堂書店)』

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精選版 日本国語大辞典の解説

ビジョン

〘名〙 (vision)
① 視覚。視力。また、実際に目にうつった映像。視界。
※第一の世界(1921)〈小山内薫〉「私はダンテの優れた感覚を論じて、これを実際に見たヰジョンとして取り扱ったのです」
幻影まぼろし。また、想像して心の中に描いた情景。
※「自然」をよく見ない人(1917)〈和辻哲郎〉「作者のヴィジョンは周囲の瑣末な、断片的な光景にのみ明らかであって」
③ 将来に対する見通し。未来像。理想像。展望。構想。
※学生と教養(1936)〈鈴木利貞編〉学生時代の回顧〈河合栄治郎〉四「孤立した知識や技能の専門化は、〈略〉そこにはヴィジョンも消えはてた乾燥涸渇状態が残る」

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世界大百科事典内のビジョンの言及

【幻視】より

…そのほか視神経から脳の視覚中枢にいたる系路が侵されても幻視がおきるが,その内容は多くは要素的(閃光,単純な図形)なものである。幻覚【保崎 秀夫】
[宗教・芸術における幻視]
 英語,フランス語のビジョンvisionの訳語として〈幻視〉があてられることがある。宗教や芸術の分野において幻視は,啓示や霊感を得るための重要な体験とされた。…

※「ビジョン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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