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ピラカンサ ピラカンサ 〈ラテン〉Pyracantha

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デジタル大辞泉の解説

ピラカンサ(〈ラテン〉Pyracantha)

バラ科トキワサンザシ属の植物の総称。日本ではタチバナモドキトキワサンザシヒマラヤトキワサンザシが庭木などに植えられ、橙黄色や紅色の丸い実が密生してつく。

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百科事典マイペディアの解説

ピラカンサ

バラ科ピラカンサ属の総称で,ヨーロッパ南東部〜アジアに6種ほどある。常緑低木。日本ではタチバナモドキ,トキワサンザシが生垣,切花用に栽植されている。タチバナモドキは中国原産で枝を横に張り,短枝はとげ状になる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ピラカンサ【fire thorn】

材の硬いバラ科の常緑低木。トキワサンザシ属Pyracanthaはヨーロッパ東南部からアジアにかけて数種ある。シャリントウ属Cotoneaster(コトネアスター)やサンザシ属Crataegusに近縁で,とげのあることや果実の形質によって区別される。花だけでなく果実も美しいので,切花や生垣に多く利用される。日本にはほとんどの種が導入されているが,多く栽植されるものに次のような種がある。タチバナモドキP.angustifolia (Fr.) Schneid.(英名narrowleaf firethorn)は,葉が線状長楕円形で全縁,若枝や葉裏に線毛がある。

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大辞林 第三版の解説

ピラカンサ【Pyracantha】

バラ科トキワサンザシ属の植物の総称。南ヨーロッパ・中国などに六種が自生。日本ではタチバナモドキ・トキワサンザシなどが栽植されている。ピラカンサス。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ピラカンサ
ピラカンサ

タチバナモドキ」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ピラカンサ
ぴらかんさ
[学]Pyracantha

バラ科トキワサンザシ属の総称。ヨーロッパ南東部からヒマラヤ、中国西南部に6種分布する。日本ではタチバナモドキ、トキワサンザシ、カザンデマリがよく栽培され、これらを含めて一般にピラカンサの名でよんでいる。タチバナモドキP. angustifolia (Fr.) Schneiderはホソバノトキワサンザシともいい、中国西南部原産で明治の中ごろ渡来した。常緑低木で高さ2~3メートル。根元から枝を分け、短枝の先は鋭い刺(とげ)になる。葉は互生し、線状長楕円(ちょうだえん)形で長さ3~5センチメートル、先は丸みを帯び、基部はくさび形、縁(へり)にほとんど鋸歯(きょし)がない。革質で表面は濃緑色で無毛、裏面は灰白色で軟毛を密生する。5~6月、散房状花序をつくり、径約8ミリメートルの白色花を5~15個開く。花序および萼片(がくへん)は線毛を密生し、花弁は5枚で倒卵形。なし状果は扁平(へんぺい)な球形で径約7ミリメートル、頂に萼片が残る。晩秋に橙黄(とうこう)色に熟し、冬の間もついている。名は、橙黄色の果実をタチバナになぞらえていう。トキワサンザシP. coccinea (L.) Roem.は南ヨーロッパからアジア西部原産で明治の中ごろ渡来した。常緑大低木で、短枝の先は刺になる。葉は互生し、狭倒卵形または倒卵形で長さ2~4センチメートル、先はやや丸く、縁に低くて鈍い鋸歯がある。裏面は淡緑色で、基部の縁以外は毛がない。5~6月、白色の5弁花を開く。果実は扁平な球形、鮮紅色に熟す。カザンデマリP. crenulata (Roxb.) Roem.はヒマラヤトキワサンザシ、インドトキワサンザシともいい、ヒマラヤから中国西部原産で昭和初年に渡来した。常緑大低木で、短枝は刺になる。葉は互生し、倒披針(とうひしん)形または狭長楕円形で長さ2~7センチメートル、トキワサンザシより細く、先は鈍くとがるか、もしくは丸く、縁に細かい鋸歯があって両面は毛がない。5~6月、白色の5弁花を開く。果実は扁平な球形、晩秋に鮮紅色に熟す。タチバナモドキは生け垣に多く用いられ、トキワサンザシ、カザンデマリは庭木、盆栽、いけ花などにして果実を観賞する。[小林義雄]

栽培

やや耐寒性があり、関東地方以西に植えられる。日当りでよく育ち、土質はとくに選ばない。成長は速く、毎年剪定(せんてい)をして樹形を整える。繁殖は挿木、実生(みしょう)による。[小林義雄]

文化史

中国雲南省の蘭茂(らんも)(1397―1476)の著した『南本草(しんなんほんぞう)』に、赤陽子(せきようし)の名で、果実が産後の子宮出血、虫下し、目をよくするなどの薬として記載がある。ピラカンサの現在の中国名は、ラテン語の属名に由来する火棘(ひら)であるが、『南本草』には救軍粮(きゅうぐんろう)、赤果(せっか)、純陽子(じゅんようし)、火把果(ひはっか)などの異名が掲げられている。救軍粮の名を檀萃(だんすい)の『農部瑣録(さろく)』は、武侯が南征のおり、軍士が果実を食べたからであると述べている。[湯浅浩史]

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