イギリス,イングランド中東部,ケンブリッジシャー北部(旧,ハンティンドン・ピーターバラ州)にある商工業都市で,1974年までは旧州内の行政中心でもあった。人口15万8800(2003)。中世前期にはメデシャムステッデと呼ばれた。ニーン川の中流,ウォッシュ湾からの遡航限界点に位置し,水陸交通,農産取引の重要な中心地で,ディーゼル機関,農業機械,食品などの工業も行われる。
執筆者:長谷川 孝治
町の中央に建つ大聖堂は,同市の守護聖人ペテロ(ピーター)にささげられている。656年に創設されたベネディクト会修道院が起源。870年のデーン人による破壊ののち建て直された建物が,さらに1116年に火災にあい,18年以降再建されたものが現在の教会堂である。身廊の壁面構成(3層式)は,ノルマン様式の典型を示す。繊細に仕上げられた木造天井には,1220年ごろ聖人らの像が描かれた。13世紀初頭,三つの大尖頭アーチをもつ堂々たる西正面部(初期イギリス様式)がつけ加えられ,1238年献堂。ピューリタン革命期に,堂内は議会派によって破損を被った。
執筆者:馬杉 宗夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
イギリス、イングランド中部にあるユニタリー・オーソリティーUnitary Authority(一層制地方自治体)の都市。人口15万6060(2001)。ケンブリッジシャー県北部の低平なフェン地方The Fensに位置する鉄道・道路交通の要衝。また農業地帯の地方中心都市で、農業機械や農産物の加工業があるほか、ディーゼルエンジンなどの工業も立地する。7世紀以降、修道院や大寺院が置かれ、宗教中心地でもあった。14世紀に完成した大寺院や古い修道院の遺跡がある。
[久保田武]
カナダ、オンタリオ州南東部の都市。トロントの北東120キロメートルに位置する。人口7万1446(2001)。1821年の水車の建設が起源で、25年に2000人のアイルランド人が移住後、交通の要地として発達した。木材生産とオンタリオ湖北岸の農業地帯の中心だったが、1890年ころより電気関係の工場が立地し始め、工業都市となる。1905年市制施行。
[山下脩二]
働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...
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